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高屋城 たかやじょう

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日本の城がわかる事典の解説

たかやじょう【高屋城】

大阪府羽曳野市古市にあった平城(ひらじろ)。南北朝時代に安閑天皇陵を本丸にした河内守護畠山氏の居城。応永年間(1394~1400年)に畠山基国(もとくに)が管領兼河内守護となり、安閑天皇陵・安閑皇后陵などがある高屋丘一帯に築城し、古墳の周囲をめぐる堀は高屋城の本丸として利用された。守護代の遊佐氏が城代としてつとめた。応仁の乱後は守護職畠山氏の居城となるが、畠山高政、安見直政、三好長慶(ながよし)による高屋城争奪戦が繰り返され、頻繁に城主が入れ替わった。1575年(天正3)織田信長に攻められ、落城。最後の城主は三好康長であった。その後、高屋城は廃城となった。現在、遺構は土塁と堀だけだが、宅地化や道路の敷設に伴う発掘調査によって、地上面の遺構は少ないものの高屋城の全貌が明らかになりつつある。近鉄南大阪線古市駅から徒歩10分。

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百科事典マイペディアの解説

高屋城【たかやじょう】

大阪府羽曳野(はびきの)市古市(ふるいち)にあった中世の大規模な城。築造年代が明らかで文献が豊富に残る。城名は奈良興福寺の記録《大乗院寺社雑事記(だいじょういんじしゃぞうじき)》の1493年の記事にみえるのが早いが,1479年の畠山義就(はたけやまよしなり)による築造に関する記事がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

たかやじょう【高屋城】

室町・戦国期の城郭。現在の大阪府羽曳野市古市5~7丁目付近に位置した。当地は南北朝初期から室町幕府の河内守護所が置かれ,河内地方の中心地であったが,末期に守護畠山氏が入部すると守護所は北方の若江に移った。したがって現存遺構の築城年代は,畠山義就(よしなり)が河内を占拠する1477年(文明9)以降と推定される。義就は当時西軍の驍将(ぎようしよう)として幕府と対立していたため守護ではなかったが,河内・大和を実力占拠し,奈良の番匠を徴発して造営に当たったことが興福寺の記録にみえる。

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