飾る(読み)カザル

デジタル大辞泉 「飾る」の意味・読み・例文・類語

かざ・る【飾る】

[動ラ五(四)]
他の物を添えたり、手を加えたりするなどして、美しく見せるようにする。装飾する。「食卓を花で―・る」
物を、人目につくように工夫して、置き並べる。「商品ウインドーに―・る」「雛人形ひなにんぎょうを壇に―・る」
表面をよく見せる。取り繕う。「体裁を―・る」「―・らない人柄」「言葉を―・る」
りっぱにやり遂げることによって、価値あるものにする。華やかさやすばらしさを添える。「白星初日を―・る」「有終の美を―・る」「歴史の一ページを―・る壮挙
設ける。構える。
高座を―・ってくだされ」〈狂言記拾・泣尼
[可能]かざれる
[下接句]過ちをかざ売り物には花を飾れ綺羅きらを飾る故郷へにしきを飾る言葉を飾る小人しょうじんの過つや必ずかざ掉尾ちょうびを飾る・錦を飾る辺幅へんぷくを飾る
[類語]飾り付ける飾り立てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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