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養老の滝 ヨウロウノタキ

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デジタル大辞泉の解説

ようろう‐の‐たき〔ヤウラウ‐〕【養老の滝】

岐阜県南西部、養老山地北部の東麓の断層崖にかかる滝。高さ約32メートル。昔、源丞内(げんじょうない)が湧き出る泉を見つけ、酒であったので老父を養い喜ばせることができたという伝説の地で、元正天皇が行幸して命名し、年号を養老と改めたという。

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大辞林 第三版の解説

ようろうのたき【養老の滝】

岐阜県養老町、養老山地の断層崖にかかる滝。高さ約32メートル。老父によく孝養を尽くす孝子のため、神が泉の水を酒に変えたという伝説の地。元正天皇はこの故事の地をたずね、年号を養老と改元。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

養老の滝
ようろうのたき

孝子が山で酒の泉を発見したという伝説。元正(げんしょう)天皇のとき、美濃(みの)国(岐阜県)に貧しい父子が住んでいた。老父はことのほか酒を愛し、しきりに欲しがった。あるとき、孝子が山で足をとられて転んだところ、その石の間から泉が湧(わ)き出ていた。なめると酒なので、それをくみ、老父を養い喜ばせた。この話を聞いた天皇は、当地に行幸され、孝心にめでて孝子を美濃守(かみ)に任じ、養老の滝と命名し、年号を養老と改めた。この説話は『古今著聞集(ここんちょもんじゅう)』巻8、『十訓抄(じっきんしょう)』巻六にあり、謡曲『養老』にも脚色されている。現在の養老山には養老神社や養老寺があり、『養老寺縁起』では孝子の名を源丞内(げんじょうない)としている。これに類似する伝説は「子は清水」として全国に伝承され、親が飲むと酒で、子が飲むとただの水という型が多い。社寺にかならず泉があるように、泉はつねに信仰の対象であった。それが酒になったり孝子泉にかわるのも、霊泉に対する希少価値とその信仰や、その水から酒を醸したからである。[渡邊昭五]
『『孝子泉の伝説』(『定本柳田国男集7』所収・1963・筑摩書房)』

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