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餺飥 ハクタク

デジタル大辞泉の解説

はく‐たく【××飥】

ほうとう(餺飥)

ほう‐とう〔ハウタウ〕【××飥】

《「はくたく」の音変化》
小麦粉を練り、平たくのばして細く切った食品。これが現在のうどんになったという。
手打ちうどんと、カボチャ・シイタケなどの野菜を味噌で煮込んだもの。山梨などの郷土料理

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世界大百科事典 第2版の解説

ほうとう【餺飥】

平安時代の唐菓子の一種。《和名抄》は餺飥を〈はくたく〉と読み,小麦粉をこねてのばし,方形に切ったものとしている。これは中国の《斉民要術(せいみんようじゆつ)》(6世紀前半)が,調味した肉汁で小麦粉をこねて作るとしているのを部分的に手直ししたものだった。ところで,餺飥には〈ほうとう〉という音はない。それにもかかわらず《色葉字類抄》が〈餺飥〉に〈ハクタク,ハウタウ〉とふたとおりの読み方を記載しているのは,同じ唐菓子の一種であった〈餢飳〉との混同によるものではないかと考えられる。

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大辞林 第三版の解説

はくたく【餺飥】

ほうとう(餺飥) 」に同じ。 〔色葉字類抄〕

ほうとう【餺飥】

〔「はくたく」の転〕
小麦粉を水で練って紐ひも状または団子状に切ったもの。味噌仕立ての汁物として煮こみ、カボチャなどの野菜を具に加えたものが、山梨県の郷土料理として有名。ほうちょう。はっとう。

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日本の郷土料理がわかる辞典の解説

ほうとう【餺飥】


山梨の郷土料理で、小麦粉を水で練りひもかわ状にした麺を、生のまま、かぼちゃ・里芋・大根などの野菜を入れたみそ仕立ての汁で煮込んだもの。

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世界大百科事典内の餺飥の言及

【うどん(饂飩)】より

…切麦はうどんより細く切るのが特徴で,熱くしたものを熱麦(あつむぎ),冷やしたものを冷や麦といい,そうめんと同じく点心のほか饗膳(きようぜん)の後段(ごだん)にも供された。語源の推移から餛飩を饂飩の元祖だとする説が根強いが,手法と形からみて,むしろ餺飥(はくたく)(音便ほうとう)がうどんの祖型である。餺飥は薄い餅の意で,原始的な製法は小麦粉をこね,両手の指でもみながら親指ほどの太さにし,約5cmずつに切り,さらに指もみをしてごく薄くのばし,熱湯に入れて煮る。…

【餺飥】より

…平安時代の唐菓子の一種。《和名抄》は餺飥を〈はくたく〉と読み,小麦粉をこねてのばし,方形に切ったものとしている。これは中国の《斉民要術(せいみんようじゆつ)》(6世紀前半)が,調味した肉汁で小麦粉をこねて作るとしているのを部分的に手直ししたものだった。…

【和菓子】より

…唐菓子には多くの種類があった。《和名抄》などが〈八種唐菓子〉と呼ぶ梅枝(梅子)(ばいし),桃枝(桃子)(とうし),餲餬(かつこ),桂心(けいしん),黏臍(てんせい),饆饠(ひら∥ひちら),子(ずいし),団喜(だんき)(歓喜団(かんぎだん)とも)のほか,餅腅(へいだん),粉熟(ふずく),索餅(さくべい)(麦縄(むぎなわ)),捻頭(ねんとう),結果(加久縄)(かくなわ∥かくのあわ),糫餅(曲)(まがり),餛飩(こんとん),餺飥(はくたく),餢飳(伏兎)(ぶと),粔籹(興米)(おこしごめ),煎餅などがあったという。八種唐菓子のうち,《和名抄》に製法の記載があるのは餲餬と黏臍で,いずれも小麦粉をこね,前者は蝎虫(かつちゆう)(サソリとも,キクイムシともいう),後者は臍(へそ)形にして油で揚げたものとなっている。…

【うどん(饂飩)】より

…切麦はうどんより細く切るのが特徴で,熱くしたものを熱麦(あつむぎ),冷やしたものを冷や麦といい,そうめんと同じく点心のほか饗膳(きようぜん)の後段(ごだん)にも供された。語源の推移から餛飩を饂飩の元祖だとする説が根強いが,手法と形からみて,むしろ餺飥(はくたく)(音便ほうとう)がうどんの祖型である。餺飥は薄い餅の意で,原始的な製法は小麦粉をこね,両手の指でもみながら親指ほどの太さにし,約5cmずつに切り,さらに指もみをしてごく薄くのばし,熱湯に入れて煮る。…

【郷土料理】より

…ある地方に特有で伝統的な料理。しかし,まったく独特の料理というのはまれで,多少の相違はあっても他の地方でも行われているものが多い。現在一般に郷土料理と呼ばれているものは,次のように大別される。(1)特産品を材料とするもので,秋田のハタハタ,三陸のホヤ,富山のホタルイカ,佐賀のムツゴロウなどの料理がある。(2)その地方で多産,あるいは良質の産があり,それを材料とするもの。北海道のサケ,ニシン,茨城のアンコウ,北陸・山陰のカニ,京阪のハモ,岡山のママカリ,広島のカキ,関門のフグといった魚貝類,および長野のソバ,京都のタケノコといったものの料理がある。…

※「餺飥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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