高崎山(読み)たかさきやま

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高崎山
たかさきやま

大分県中部,別府湾に面し,大分別府両市のにそびえる溶岩円頂丘 (鐘状火山) 。標高 628m。古くは四極 (しはつ) 山とも呼ばれ,大友氏の城がおかれたこともある。古くから野生ニホンザルの群れが生息していたが,1952年東麓にある万寿寺の別院境内餌づけに成功した。サルの共同社会の生態が観察でき,天然記念物に指定されている。高崎山自然動物園として 53年瀬戸内海国立公園の一部に編入

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百科事典マイペディアの解説

高崎山【たかさきやま】

大分県の大分・別府両市の境にある山。別府湾に臨む溶岩円頂丘で,標高628m。野生のニホンザル生息地(天然記念物)で,1952年に餌付され,東麓の万寿寺別院境内に集まる。自然動物公園として瀬戸内海国立公園に含まれ,別府駅,大分駅からバス。
→関連項目阿蘇くじゅう国立公園大分[市]ニホンザル

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世界大百科事典 第2版の解説

たかさきやま【高崎山】

大分県大分市の西部,別府湾の南西隅に突き出た山。溶岩円頂丘で標高628m。中世,豊後守護大友氏の本城のあった地で,山頂にのろし台などが残り,また阿蘇,九重山から瀬戸内海まで一望できる。海側の斜面広葉樹森林で,ニホンザルの群れがすみ,山麓の万寿寺別院の境内で日本で最初の野猿餌付けに成功した。現在,約2000匹を数え,高崎山のサル生息地(天)に指定されている。高崎山自然動物公園の中心で,近くのマリンパレス(大分生態水族館)とともに訪れる人々が多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高崎山
たかさきやま

大分市の北西端、別府湾に臨む標高628メートルの鐘状火山。全山アカマツ、タブなどの森林に覆われ、山頂にはかつて大友氏が拠(よ)った城跡があり、展望がよく、瀬戸内海国立公園の一部。山中に生息するニホンザルの群れは日本最大のもので、「高崎山のサル生息地」として国指定天然記念物となっている。1952年(昭和27)秋から東麓(とうろく)の万寿(まんじゅ)寺別院境内にまき餌(え)で寄せられ、ほとんど毎日三群1600匹の野生ザルの生態がみられる。高崎山自然動物園として保護されている。海岸には大分マリーンパレス水族館「うみたまご」がある。別府からバス10分、大分からバス20分。

[兼子俊一]

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事典 日本の地域遺産の解説

高崎山

(大分県大分市)
おおいた遺産」指定の地域遺産。
大分市西部、別府市との境に位置する。標高628.4m。別府湾に面しており、古代には烽火台、中世には大友氏の高崎山城が築かれた。戦後、農作物被害防止と観光資源を兼ねて猿の餌付けが始まった

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

たかさき‐やま【高崎山】

大分市の北西端、別府湾に臨む火山。野生のニホンザルが群れをなして生息し、国の天然記念物に指定されている。瀬戸内海国立公園の一部。標高六二八メートル。

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