別府湾の南西岸にある鐘状火山で、標高六二八・四メートル。瀬戸内海国立公園に含まれ、山頂からは
検討を要する文書であるが、八月一三日付大友義統感状(二宮淳一郎文書)に「高崎山麓鳴川口」とみえる。頂上とその周辺に南北朝期から戦国期にかけての高崎城跡があり、「大友家文書録」によると大友氏が「為不虞之守」として「高崎山」に築城したという。南麓は標高一〇〇―二〇〇メートルの丘陵が続き、江戸時代は豊前道が
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
大分市の北西端、別府湾に臨む標高628メートルの鐘状火山。全山アカマツ、タブなどの森林に覆われ、山頂にはかつて大友氏が拠(よ)った城跡があり、展望がよく、瀬戸内海国立公園の一部。山中に生息するニホンザルの群れは日本最大のもので、「高崎山のサル生息地」として国指定天然記念物となっている。1952年(昭和27)秋から東麓(とうろく)の万寿(まんじゅ)寺別院境内にまき餌(え)で寄せられ、ほとんど毎日三群1600匹の野生ザルの生態がみられる。高崎山自然動物園として保護されている。海岸には大分マリーンパレス水族館「うみたまご」がある。別府からバス10分、大分からバス20分。
[兼子俊一]
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