
なり」とあり、生を陽、死を陰とする。〔淮南子、主術訓〕に「地の氣を魄と爲す」、〔礼記、祭義〕に「氣なる
は
の
んなるなり、魄なる
は鬼の
んなるなり」とみえる。金文に月相四週の名を初吉・既生覇(きせいは)・既望・既死覇(きしは)とし、文献には生魄・死魄の字を用いる。
(覇)は獣屍の暴露した
(は)を、月色に及ぼしたもので、光を失ったさまをいう。〔礼記、郊特牲〕に「魂氣は天に歸し、形魄は地に歸す」とみえ、魂魄は死して分離するものとされた。
魄 オチブル 〔
立〕魄 ツイタチ 〔字鏡集〕魄 キハマル・タマシヒ・アヒダ・サキタマ・ウカノミタチ(マ)
peakは声近く、
はもと
に作り風雨にさらされた獣皮、それで光を失った月光を
という。魄も精気を失ったものをいう語で、月相の既死覇をまた既死魄という。
▶・魄奴▶・魄
▶・魄
▶・魄門▶・魄慮▶・魄力▶
魄・
魄・
魄・気魄・毅魄・欺魄・玉魄・形魄・月魄・魂魄・死魄・失魄・初魄・心魄・生魄・精魄・素魄・喪魄・体魄・奪魄・地魄・飛魄・芳魄・亡魄・夜魄・幽魄・妖魄・落魄・
魄・霊魄・麗魄出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…中国において,死者の霊魂を意味する。人間は陽気の霊で精神をつかさどる魂と,陰気の霊で肉体をつかさどる魄(はく)との二つの神霊をもつが,死後,魂は天上に昇って神となり,魄は地上にとどまって鬼となると考えられた。鬼は神とともに超自然的な力を有し,生者に禍福をもたらす霊的な存在であるが,特に天寿を全うすることができずに横死した人間の鬼は,強い霊力を有し,生者に憑依(ひようい)し祟(たたり)をなす悪鬼となるとして恐れられた。…
…人間の精神的肉体的活動をつかさどる神霊,たましいをいう。古代中国では,人間を形成する陰陽二気の陽気の霊を魂といい,陰気の霊を魄という。魂は精神,魄は肉体をつかさどる神霊であるが,一般に精神をつかさどる魂によって人間の神霊を表す。…
…また死者の魂や祖霊を地霊とみなす地方もある。中国では人間の霊力は魂(こん)と魄(はく)の2種に分かれ,魂は陽の気となって天へ,魄は陰の気となって地に還(かえ)ると信じられた。地霊は山や泉,岩や洞窟などにも宿ると考えられた。…
※「魄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...