鹿角[市](読み)かづの

百科事典マイペディア 「鹿角[市]」の意味・わかりやすい解説

鹿角[市]【かづの】

秋田県北東部の市。1972年鹿角郡の花輪十和田,尾去沢の各町と八幡平(はちまんたい)村が合体し市制。中心市街の花輪は藩政時代から鹿角地方の行政,経済の中心で,尾去沢は近世から日本有数の銅山(1978年閉山)集落であった。花輪線が通じ,東北自動車道が縦貫する。沖積低地水田山麓リンゴなどの果樹園に利用され,野菜栽培,乳用牛・肉牛飼育も活発。十和田地区の主集落は毛馬内(けまない)で,十和田観光の南側の基地。大湯温泉,大湯環状列石がある。尾去沢鉱山跡は〈史跡尾去沢鉱山〉として観光客を集めている。707.52km2。3万4473人(2010)。
→関連項目尾去沢

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