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﨟纈/蝋纈 ロウケチ

デジタル大辞泉の解説

ろう‐けち〔ラフ‐〕【××纈/××纈】

文様染めの一。布帛(ふはく)に蝋(ろう)で文様を描き、染液中に浸したあとで蝋を取り除くもの。型で蝋を押して文様を表したものが多い。日本には中国を経て伝わり、奈良時代に盛行した。蝋染め。ろうけつ

ろう‐けつ〔ラフ‐〕【××纈/××纈】

ろうけち(﨟纈)

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世界大百科事典 第2版の解説

ろうけち【﨟纈】

蠟染の古名。〈ろうけつ〉ともいう。蠟で帛布の部分を覆って防染することにより,模様を染めあらわした染色品。中国では新疆の民豊県ニヤの東漢墓(2~3世紀)から蠟染の木綿布が発見されており,非常に早い時期にこの種の技法が流入していたことがうかがわれる。《一切経音義》にみる西国の〈蠟点纈〉とは,おそらくこうしたものを指したのであろう。隋・唐代には絹地の蠟染が発達し,日本にも飛鳥・奈良時代に伝えられた。正倉院伝世の﨟纈にみる特徴は,蠟で模様を置くのにスタンプのような型が用いられていることで,こうした型を1種あるいは2種組み合わせて単位模様とし,これを並列あるいは散らし模様としてあらわしたものが多い。

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世界大百科事典内の﨟纈/蝋纈の言及

【染色】より

…その第1は聖武天皇の遺品の調度類で,屛風類が非常に多い。現在は40扇しか残っていないが,献物帳には6曲100畳があったと記され,このなかに纈(きようけち)屛風が65畳,﨟纈(ろうけち)屛風が10畳記載されている。また屛風の袋には麻に摺文(すりもん)を置いたものが使われているし,箱の袋などにも﨟纈の裂が使われている。…

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