翻訳|sylvite
岩塩鉱床の副成分として産する鉱物。ほかに火山昇華物として産するほか、熱水鉱脈鉱床の脈石を構成する石英中の固体包有物としても産する。岩塩以外に石膏(せっこう)や硫酸マグネシウムの鉱物と共存する。一見、岩塩とは区別しがたいが、ハンマーでたたくと、岩塩はすぐ粉末化するのに対して、カリ岩塩は表面が変形したようになって打撃を吸収し、粉末になりにくい。ドイツのシュタッスフルトは産地として有名。
[加藤 昭]
sylvite ,sylvine
化学組成KClの鉱物。立方晶系,空間群Fm3m,格子定数a0.693nm,単位格子中4分子含む。通常立方体,まれに八面体結晶。劈開{001}完全,断口不規則,硬度2,比重1.993。ガラス光沢,無色・白・灰・青・赤色など,赤は通常赤鉄鉱の包有物による。薄片中無色,屈折率n1.490。分析値中にしばしばあるNaは岩塩の混入による。化学的に純粋なもの多い。岩塩と同形。岩塩と同様な産状を有するが,はるかに少量であり,ドイツのハルツ地方が有名な産地。カリウム原料に利用。Sylviusの塩と古来称されていたことにちなんで命名。
執筆者:嶋崎 吉彦
参照項目:岩塩
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
シルビンともいう.塩化カリウムの鉱物名.岩塩鉱床に随伴して産生する.立方晶系.空間群Fm
m.a0 = 0.629 nm.単位胞中に4 KClを含む.結晶構造は岩塩と同じ.硬度2.密度1.98 g cm-3.立方体,八面体の結晶または粒状・塊状として産生する.へき開は立方体の面に完全.無色または白色,ときに帯青,帯黄,帯赤色.ドイツのシュタッスフルトは産地として有名.おもにカリ肥料の原料として用いられる.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…塩化カリ,塩加ともいう。天然にはシルビン(カリ岩塩)として産出,海水中に平均0.08%含まれる。無色で結晶は立方晶系。…
※「カリ岩塩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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