ラクターゼ(英語表記)lactase

翻訳|lactase

デジタル大辞泉 「ラクターゼ」の意味・読み・例文・類語

ラクターゼ(lactase)

ラクトース乳糖)を加水分解し、ぶどう糖ガラクトースにする酵素生物界に広く分布βベータガラクトシダーゼ

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精選版 日本国語大辞典 「ラクターゼ」の意味・読み・例文・類語

ラクターゼ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ドイツ語] Laktase, Lactase ) ラクトース(乳糖)を加水分解してガラクトースと葡萄糖をつくる酵素。この酵素は乳糖ばかりでなく、糖以外の化合物からもガラクトースを遊離させる能力があるため、現在ではβ(ベータ)ガラクトシダーゼと広義の名がつけられている。乳糖分解酵素。〔万国新語大辞典(1935)〕

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栄養・生化学辞典 「ラクターゼ」の解説

ラクターゼ

 [EC3.2.1.23].ラクトースを加水分解してグルコースとガラクトースにする反応を触媒する酵素.小腸刷子縁に存在する.欠損すると乳糖不耐症症状を示す.

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化学辞典 第2版 「ラクターゼ」の解説

ラクターゼ
ラクターゼ
lactase

[別用語参照]ガラクトシダーゼ

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世界大百科事典(旧版)内のラクターゼの言及

【β‐ガラクトシダーゼ】より

…β‐ガラクトシドを加水分解してガラクトースを生成する。ラクトース(乳糖)をガラクトースとグルコースに分解するラクターゼlactaseがその代表例。多くの生物に存在する。…

※「ラクターゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」