デジタル大辞泉
「博多どんたく」の意味・読み・例文・類語
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博多どんたく
はかたどんたく
福岡県福岡市で毎年 5月3,4日に行なわれている市民の祭り。正式名称は博多どんたく港まつり。「どんたく」はオランダ語で日曜日を意味する zondagからきているといわれる。1947年5月24日に福岡商工会議所が中心となって始めた祭りが拡大し,1962年に市民総参加の祭りとなったもので,博多松囃子と市民各団体・グループによる自動車を飾りつけた山車や踊り・鼓笛などの一大パレードからなる。そもそもの歴史的な起源である博多松囃子は本来小正月の行事で,江戸時代に町人町であった博多の町人が屋台や練り物を出して福岡城に年始の挨拶に伺い,この際に藩の重役などにどんな放言をしても許されるならわしがあった。博多松囃子は福神流・恵比須流・大黒流・稚児流(稚児西流,稚児東流)の流(ながれ)と呼ばれる各地区が,それぞれウマに乗った福禄寿やえびす,大黒天などと傘鉾,それに太鼓を叩いて「言い立て」という歌をうたう子供たちなどからなる行列を仕立て,櫛田神社に参拝したあとに博多どんたくに登場する。1949年に新憲法発布を祝して今日の日取りになった。
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博多どんたく
はかたどんたく
5月3、4日に福岡市で行われる祭り。ドンタクはオランダ語zondagからきた語で日曜日、転じて休日の意。博多の町(福岡市博多区)に行われた小(こ)正月の松囃子(まつばやし)がもとであるが、期日はしばしば改変し、1949年(昭和24)から憲法記念日以後2日間になった。いまは「松囃子どんたく港祭り」といって博多三大行事の一つ。松囃子は中世京都では盛んな行事で、年頭に地下(じげ)の百姓や町人が領主や旦那(だんな)の邸内に練り込んで祝言を述べた。博多でも江戸時代には福神、えびす、大黒(だいこく)、稚児(ちご)などの仮装行列が福岡城内に繰り込んでいた。現在は行列がにぎやかに市中を巡り、全市をあげてのレクリエーションの機会になっている。
[井之口章次]
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博多どんたく
福岡県、株式会社天盃が製造する麦焼酎。3~5年貯蔵の熟成酒。
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