へんかんき
変換器
transducer
物理量を電気量に換える素子またはその仕組み。温度・湿度・振動・圧力・荷重・回転・pH等の変換器がある。特に振動の変換器は感震器,換振器あるいはピックアップともいわれる。地震計で用いられるのは振動の変換器で,ほとんどの場合,振子に固定した動電コイルを地面に固定した磁場の中に置いたものである。動電コイルの両端には発電機と同様の電磁誘導の現象により,振子の振動速度に比例する電位差が生じる。また,振子はその固有振動数よりも高周波の地震動には応答するが,低周波の地震動に対しては振動数の2乗に比例して応答が下がるという性質がある。したがって,上のような構成の変換器から出力される電気信号は,地震動の速度のうち,おおむね振子の固有振動数より高周波の成分に比例しているといえる。地震計では動電コイルのほかに振子の変位をコンデンサーの容量変化として検出する方式や磁気信号の変化として検出する方式の変換器も用いられている。
執筆者:寺島 敦・高橋 道夫
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
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変換器
へんかんき
transducer
電気応用計測において,測定の対象となる各種の量を,電圧,電流,周波数などの電気量に変換するもので,さらにそれを増幅する二次変換器に対して一次変換器とも呼ばれる。変換にはさまざまの物理的な原理や効果を利用する。変換に際して測定対象からエネルギーを得るものと,外部からエネルギーを供給するものとがある。熱電対,光電池,圧力計などは前者の,抵抗温度計,ストレンゲージ,光導電セルなどは後者の例である。変換特性が安定していること,雑音が少いことが大切である。出力が変位,圧力,光などの非電気量になる変換器は,さらにそれを電気量に変える変換器と組合せて用いることが多いが,光増幅,光伝送技術の発達に伴い,光を出力とする変換器も重要性を増してきた。 (→検出器 )
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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変換器【へんかんき】
電気エネルギーまたは電気信号の伝達系を変換する装置。一般に電力関係でコンバーター(変換機),通信関係でトランスデューサーtransducerと呼ぶが,近時は両者を区別せずコンバーターconverterということが多い。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の変換器の言及
【計器】より
… アナログ式の特徴は,(1)測定量の指示が連続的で増減の変化がわかりやすい,(2)比較的価格が低いことであり,ディジタル式の特徴は,(1)直接数字で表示されるため,読取誤差は人為的ミス以外はない,(2)測定しようとする量の変化に対し,指示の応答が速い,(3)桁数を増し高精度の測定の表示ができることである。
[変換器]
計器で測れる量は,計量法に掲げられている物理量と工業量の種類だけでも約80種に達するが,そのおもなものは次のとおりである。(1)機械および力学量 長さ,質量,時間,圧力,流量など。…
【コンバーター】より
…変換機または変換器と訳す。一般に信号またはエネルギーの形を変える装置または回路網をいう。…
※「変換器」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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