ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大気汚染物質」の意味・わかりやすい解説
大気汚染物質
たいきおせんぶっしつ
air pollution substances
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air pollutant
大気汚染の原因となる物質で,気体と粒子状物質からなる。日本の大気汚染防止法では,ばい煙,粉じん,自動車排ガス,揮発性有機化合物,有害大気汚染物質の5種類を規制。それぞれ,具体的な物質名が挙げられている。また,環境基本法で大気汚染に係わるとして環境基準が定められている物質は,二酸化硫黄,一酸化炭素,二酸化窒素,光化学オキシダント,ベンゼン,トリクロロエチレン,テトラクロロエチレン,ジクロロメタン,ダイオキシン類,浮遊粒子状物質(SPM),微小粒子状物質(PM2.5)である。
執筆者:小島 知子
参照項目:大気汚染
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
…環境基本法2条では,事業活動その他の人の活動によって生ずる相当広範囲にわたる大気の汚染,水質の汚濁,土壌の汚染,騒音,振動,地盤の沈下,悪臭によって人の健康または生活環境にかかわる被害が生ずることを公害と規定しているが,公害の原因のうち,騒音,振動,地盤の沈下を除く,大気,水質,土壌の汚染および悪臭の原因物質を公害物質と呼んでいる。大気汚染物質は,大気汚染防止法によって,ばい煙,粉じん,自動車排出ガスおよび特定物質が指定されている。ばい煙では,硫黄酸化物,カドミウム,塩素,フッ化水素,鉛,その他の物質が,自動車排出ガスでは,一酸化炭素,炭化水素,鉛化合物,窒素酸化物,粒子状物質が指定されている。…
…大気中にある大気汚染物質が原因となって,人間や動植物の生命活動,建築構造物や各種材料,土壌,水圏,気圏に変化が生じ,その結果,人間社会の生産活動と再生産活動に悪影響が生ずること。これは,人間にとっての生活および財産の正当な享受が妨げられる状態を強調したものであるが,最近ではさらに広義に,植物,動物,土壌,地形,気候および水理の組合せである生態系の安定性が,人間社会の生産,流通,消費の各過程で排出される大気汚染物質によって急速に妨害されることと定義されるようになった。…
※「大気汚染物質」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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