明治神宮(読み)メイジジングウ

デジタル大辞泉 「明治神宮」の意味・読み・例文・類語

めいじ‐じんぐう〔メイヂ‐〕【明治神宮】

東京都渋谷区にある神社。旧官幣大社祭神明治天皇昭憲皇太后。大正4年(1915)に着工、大正9年(1920)完成社殿は第二次大戦後再建例祭11月3日

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「明治神宮」の意味・読み・例文・類語

めいじ‐じんぐうメイヂ‥【明治神宮】

  1. 東京都渋谷区代々木にある神社。旧官幣大社。祭神は明治天皇・昭憲皇太后。大正四年(一九一五)着工、同九年完成。神苑は内苑外苑に分かれ、その樹木の大半は全国からの奉献による。外苑には国立競技場聖徳記念絵画館神宮球場などがある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「明治神宮」の意味・わかりやすい解説

明治神宮
めいじじんぐう

東京都渋谷区代々木神園町に鎮座。明治天皇・昭憲(しょうけん)皇太后を祀(まつ)る。1920年(大正9)11月創建。1912年(明治45)7月明治天皇が亡くなり、1914年4月その皇后昭憲皇太后が亡くなったあと、国民の間からその神霊を祀り、遺徳を慕い敬仰したいとの気運が高まり、翌1915年明治神宮造営局官制が公布され、江戸初期以来、大名加藤家、井伊(いい)家の下(しも)屋敷庭園であり、明治時代に代々木御苑(ぎょえん)とされ、明治天皇・昭憲皇太后ゆかりの当地を選び造営することとした。その境内約70万平方メートルの造園整備は全国青年団の勤労奉仕によりなされ、その樹木365種、約12万本も全国より献納された。30万平方メートルに及ぶ外苑は1926年完成。1945年(昭和20)4月本殿以下戦災を受けたが、1958年復興。旧官幣大社。例祭11月3日(明治天皇の誕生日)。

[鎌田純一]

 2020年(令和2)、本殿、内拝殿、外拝殿など36棟が重要文化財に指定された。

[編集部 2021年12月14日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「明治神宮」の意味・わかりやすい解説

明治神宮 (めいじじんぐう)

東京都渋谷区に鎮座。明治天皇の没後,その霊を奉祀する神宮の創建が計画された。1914年には昭憲皇太后が没し,翌年両祭神を奉祀して現社地に官幣大社として創建することが決まった。同年地鎮祭が行われ,20年11月1日鎮座祭が行われて,明治神宮の創建となった。境内地(内苑)約70万m2は,延べ10万人余りの青年団の勤労奉仕によって整備され,全国各地からの約17万本(365種)の献木が植えられた。45年の空襲により社殿のほとんどが焼失したが,58年に現在の社殿が再建された。60年には,社務所や参集殿等の付属施設,72年には,明治神宮会館等もでき上がった。また外苑には諸施設がある。例祭は11月3日(明治天皇の誕生日)で勅使の参向がある。なお,4月11日は昭憲皇太后祭,5月3日崇敬者大祭,7月30日明治天皇祭,11月1日鎮座記念祭などがある。また多数の宝物があるが,それらは境内(内苑)北寄りの宝物殿に収められており,一般に公開されている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本歴史地名大系 「明治神宮」の解説

明治神宮
めいじじんぐう

[現在地名]渋谷区代々木神園町

大正九年(一九二〇)明治天皇と昭憲皇太后を祭神として創祀。旧官幣大社。境内(内苑)は約七〇万平方メートルあり、青年団の勤労奉仕によって整備された。社叢は全国から約一七万本・三六五種が献木され、広大な森林を形成している。昭和二〇年(一九四五)の空襲で社殿の大半を焼失、同三三年再建された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

百科事典マイペディア 「明治神宮」の意味・わかりやすい解説

明治神宮【めいじじんぐう】

東京都渋谷区に鎮座。旧官幣大社。明治天皇と昭憲皇太后をまつる。1920年鎮座。例祭は11月3日で,勅使が参向する。内苑の森は全国から寄せられた17万本の木があり,外苑には聖徳記念絵画館,各種競技場などがある(神宮外苑)。
→関連項目伊東忠太渋谷[区]明治天皇代々木

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「明治神宮」の意味・わかりやすい解説

明治神宮
めいじじんぐう

東京都渋谷区代々木に鎮座する元官幣大社。祭神は明治天皇とその皇后の昭憲皇太后。 1915年造営を始め,20年竣成。旧代々木御料地を中心とする内苑には,全国から 365種,約 10万本の木が献納され,菖蒲苑を中心に都内では珍しい人工林をなす。外苑は天皇の葬儀が行われた旧青山練兵場跡で,絵画館を中心に,神宮野球場など多くのスポーツ施設がある。旧社殿は戦災で焼失したが,その後近代の神社建築の粋を集めて,58年再建された。例祭は明治天皇の誕生日 (旧明治節) の 11月3日。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「明治神宮」の解説

明治神宮

東京都渋谷区にある神社。明治天皇没後、その霊を祀る神宮として建設。1920年に完成。祭神は明治天皇、昭憲皇太后。第2次世界大戦時に主要建物を焼失したが、再建。初詣の参拝客は毎年300万人を超える。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

事典 日本の地域遺産 「明治神宮」の解説

明治神宮

(東京都渋谷区代々木神園町1-1)
美しき日本―いちどは訪れたい日本の観光遺産」指定の地域遺産。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

事典・日本の観光資源 「明治神宮」の解説

明治神宮

(東京都渋谷区)
日本三大神宮」指定の観光名所。

明治神宮

(東京都渋谷区)
新東京百景」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android