デジタル大辞泉
                            「桃源」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    桃源
        
              
                        俗世間からかけ離れた別天地。理想郷。
[使用例] 夕陽已に西山に傾むきたれば、晩蟬の声に別れてこの桃源を出で、元の山路に拠らで他の草径をたどり、我幻境にかへりけり[北村透谷*三日幻境|1892]
[使用例] あたしは、あれも忘れる事にしよう。何もかも忘れる事にしよう。あたしはお百姓になって、そうしてあたしたちの桃源境を作るんだ[太宰治*冬の花火|1946]
[由来] 陶淵明の「桃花源記」から。四世紀後半の中国、東晋王朝の時代。武陵(現在の湖南省内)の漁師が、川に魚を捕りに行き、道に迷ってしまいました。川沿いにさかのぼっていくと、突然、現れたのは、美しい桃の花が咲く森。その中を水源までたどると、小さな洞穴があって、向こうから光が差しているようです。そこで、その穴を通り抜けると、広々とした土地に、人々がのんびりと暮らす村に出ました。村人が言うことには、その昔、戦乱を避けて逃れてきてここに住み着き、外の世界とは行き来のないままに数百年経ったとのこと。漁師はその村で歓待を受け、数日して武陵へと戻りました。後日、もう一度、その村を訪ねようとしたところ、道がわかるように付けておいたはずの目印が消えていて、行き着けなかったということです。
[解説] ❶古来、多くの人々の想像力を刺激してきた、名文です。咲き誇る桃の花や、不思議な洞窟といった道具立てもさることながら、二度と行き着くことができなかったという結末が、あこがれをかきたてるのでしょう。❷ときには芸術家村を指すなど、芸術的なイメージが強い故事成語。その点、政治的な背景を持つ西洋の「ユートピア」とは雰囲気がかなり異なります。
〔異形〕桃源郷/桃源境/武陵桃源。
                                                          
     
    
        
    出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
	
    
  
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    普及版 字通
                            「桃源」の読み・字形・画数・意味
                    
                
		
    
        
    出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
	
    
  
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                    桃源 (トウゲン)
        
              
                        学名:Syringa vulgaris
植物。モクセイ科のムラサキハシドイの園芸品種,落葉小高木
                                                          
     
    
        
    出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
	
    
  
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