武勇(読み)ぶよう

精選版 日本国語大辞典 「武勇」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐よう【武勇】

〘名〙 (「よう」は「勇」の漢音) =ぶゆう(武勇)
色葉字類抄(1177‐81)「武勇 フヨウ
仮名草子浮世物語(1665頃)三「侍たる身は常々武勇(ブヨウ)を心に掛けて」

ぶ‐ゆう【武勇】

〘名〙 (形動) たけくいさましいこと。武術にすぐれ勇気があること。また、そのさま。勇武。ぶよう。
家伝(760頃)上「武勇強断、膂力扛鼎、須予大事、但二人耳」
保元(1220頃か)上「未だ武勇の名をおとさず」 〔史記‐淮陰侯伝〕

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デジタル大辞泉 「武勇」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐ゆう【武勇】

武術にすぐれ、勇気のあること。強くていさましいこと。「武勇の誉れ高い丈夫」
[類語]猛勇豪勇豪気勇猛ヒロイック

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「武勇」の解説

ぶゆう【武勇】

茨城日本酒。酒名は、坂東武者気概を残した土地柄から、尚武の「武」と初代当主の名・勇吉の「勇」を合わせて命名。純米大吟醸酒純米吟醸酒純米酒、大吟醸酒、吟醸酒、本醸造酒がある。平成4、5、9、26年度全国新酒鑑評会で金賞受賞。原料米は山田錦五百万石、雄町、ひたち錦など。仕込み水は鬼怒川水系の伏流水蔵元の「武勇」は慶応年間(1865~68)創業。所在地は結城市結城。

ぶゆう【武勇】

京都の日本酒。原料米は五百万石、日本晴。蔵元の「東和酒造」は江戸中期創業。所在地は福知山市字上野。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

普及版 字通 「武勇」の読み・字形・画数・意味

【武勇】ぶゆう

勇ましい。

字通「武」の項目を見る

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