デジタル大辞泉
「火事場泥棒」の意味・読み・例文・類語
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かじば‐どろぼう クヮジば‥【火事場泥棒】
〘名〙
① 火事場の
混乱にまぎれて物を盗むこと。また、その者。かじどろ。
※東京風俗志(1899‐1902)〈
平出鏗二郎〉上「
無頼の
悪少年を唆かして放火せしめ、
騒擾の間に
貨財を掠めんとするもの〈所謂火事場泥坊
(クヮジバドロバウ)〉あり」
②
他人の
混雑やごたごたにまぎれて不正な利益を占めること。また、その者。かじどろ。
※
銃後(1913)〈
桜井忠温〉四「予等が〈略〉青泥窪
(ダルニー)へ這入った時は、
ニーが
空屋へ乱入して、火事場泥棒
(クヮジバドロボウ)を働いてゐたときである」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報