( 1 )元祿期頃(一六八八‐一七〇四)ゴマノハイが使われ始めるが、ゴマノハエの形が見られるのは、少なくとも江戸に関しては、文化期頃(一八〇四‐一八)であること、「俚言集覧」に、「護摩の灰〈略〉愚案、如今の音呼胡麻の蠅の如くいふ」とあることなどからゴマノハイの方が本来の語形であろう。
( 2 )近世では、一般にゴマが「護摩」と「胡麻」、ハイが「灰」と「蠅」両様の意味を表わすことができたところから、「胡麻の蠅」という表現が生じたものと思われる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…修法の目的・趣旨を板片や紙に記したものを護摩札(ごまふだ)といい,護符に用いられる。また,護摩木の燃え残りや灰を服用したりお守りとする信仰も広く行われ,かつて高野山奥の院の護摩の灰は最も有名であったが,悪用されたことから悪人の代名詞となった。護摩は修験道や神道でも行われ,とくに修験道では野外で盛大な火を焚く柴(採)灯(さいとう)護摩を生んだ。…
※「護摩の灰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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