コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

護摩の灰 ごまのはい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

護摩の灰
ごまのはい

江戸時代,道中荒し,枕さがしなどを働いた小盗賊。「胡麻の蠅」は俗称。その語源は元禄年間 (1688~1704) 高野聖と偽称し,弘法大師の「護摩の灰」と称するものを街道筋で売歩き,巧みに町家に取入って宿泊しては物品を盗み,娘をかどわかした者があったことによるといわれる。護摩化 (ごまか) す,あるいは胡麻にたかった蠅のように,良悪見分けにくいところからこう呼ばれたとの説もある。悪雲助とともに,道中で最も警戒すべきものの一つで,幕府は道中奉行に取締らせたが,根絶はできなかった。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

デジタル大辞泉の解説

ごま‐の‐はい〔‐はひ〕【護摩の灰/×胡麻の×蠅】

昔、旅人の姿をして、道中で、旅客の持ち物を盗み取ったどろぼう高野聖(こうやひじり)のなりをして、弘法大師護摩の灰だといって押し売りして歩いた者があったところからの名という。ごまのはえ。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

世界大百科事典内の護摩の灰の言及

【護摩】より

…修法の目的・趣旨を板片や紙に記したものを護摩札(ごまふだ)といい,護符に用いられる。また,護摩木の燃え残りや灰を服用したりお守りとする信仰も広く行われ,かつて高野山奥の院の護摩の灰は最も有名であったが,悪用されたことから悪人の代名詞となった。護摩は修験道や神道でも行われ,とくに修験道では野外で盛大な火を焚く柴(採)灯(さいとう)護摩を生んだ。…

※「護摩の灰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

護摩の灰の関連キーワード護摩の灰・胡麻の灰・胡麻の蠅ごまのはい

今日のキーワード

異常天候早期警戒情報

5日から 8日先を最初の日とする 7日間の平均気温がかなり高い,またはかなり低い確率が 30%以上と見込まれる場合に注意を呼びかけるため気象庁から発表される情報。低温や猛暑が長く続くと,人の活動や農作...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

護摩の灰の関連情報