「化合物」の検索結果

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ノイマン=コップの法則 ノイマン=コップのほうそく Neumann-Kopp's law

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
常温では固体化合物のモル熱容量はその成分元素の原子のモル熱容量の和にほぼ等しいという実験法則。 F.E.ノイマン (1831) と H.P.M.コップ (1864) …

薬効評価 やっこうひょうか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
医薬品としての可能性のある新規化合物が発見されてから,実際に市販されるまでには,さまざまな過程で評価が行われる。初期的な試験による有効性と…

漂白 ヒョウハク bleaching

化学辞典 第2版
【Ⅰ】繊維類に含まれる有色物質を分解・除去し,できるだけ純白にする操作.漂白には,繊維を鮮明に染色するために,染色の前処理として行うものと,…

ヒドロペルオキシド ヒドロペルオキシド hydroperoxide

化学辞典 第2版
一般式ROOHで示される,過酸化水素誘導体の総称.Rがアルキル基のものだけが知られている.一般に,炭化水素の空気による自動酸化,酸性触媒存在下に…

塩化鉛(Ⅱ)型構造 エンカナマリニガタコウゾウ lead(Ⅱ) chloride type structure

化学辞典 第2版
AB2の組成をもつ無機化合物にみられる典型的構造の一つ.斜方晶系で空間群Pbnmの対称性をもち,単位格子中に4化学単位が含まれる.B原子が非常にひず…

ヒドロキシラーゼ ヒドロキシラーゼ hydroxylase

化学辞典 第2版
酸化還元酵素の一種.酸素分子中の1個の酸素原子により基質をヒドロキシ化し,残りの酸素原子で補酵素を酸化する反応を触媒する酵素の総称.たとえば…

ばい焼 バイショウ roasting

化学辞典 第2版
鉄以外の金属の製錬に用いられる鉱石の処理法.すなわち,鉱石が溶融しない程度の高温度で,鉱石と酸素,水蒸気,炭素,塩素などと相互に作用させ,…

マンガン触媒 マンガンショクバイ manganese catalyst

化学辞典 第2版
マンガンが示す触媒作用を利用した触媒.マンガンの触媒作用として知られているのは酸化作用である.酸化物の有機化合物に対する酸化活性は高いが,…

親イオン オヤイオン parent ion

化学辞典 第2版
電子衝撃などによって分子をイオン化した場合,分子が解離せずに1個の電子を失ってできた一価イオンをいう.分子が解離せずに負イオンとなったものは…

原子半径 ゲンシハンケイ atomic radius

化学辞典 第2版
原子を一定の大きさをもつ球と仮定し,共有結合性結晶内における原子間の最近接距離に加成性が成り立つように定めた原子の半径.結晶構造の明らかな…

スルファン スルファン sulfane

化学辞典 第2版
【Ⅰ】IUPAC命名法による単核水素化物の体系名で,硫黄の水素化物に対する名称.置換命名法の親化合物名である.非標準の結合数をもつ場合,たとえば …

銅剤 どうざい

日本大百科全書(ニッポニカ)
銅化合物が成分の殺菌剤で、植物の病気の防除に用いる。遊離する2価の銅イオン(Cu++)が病原菌の細胞に過度の酸化接触作用をおこし、またはSH基など…

アニリン

百科事典マイペディア
化学式はC6H5NH2。代表的芳香族アミンで特有な臭気のある無色の液体。融点−6.0℃,沸点184.55℃。空気中で酸化されて黄〜黒に着色していることが多い。…

カルコパイライトけい‐たいようでんち〔‐タイヤウデンチ〕【カルコパイライト系太陽電池】

デジタル大辞泉
シリコン(珪素けいそ)の代わりに、カルコパイライト系とよばれる、黄銅鉱に似た結晶構造をもつ化合物半導体を用いた太陽電池。銅・インジウム・セ…

musúí, むすい, 無水

現代日葡辞典
Anidro [Anídrico] (Sem água).◇~ arukōru無水アルコールO álcool anídrico [absoluto].◇~ kagōbutsu…

あて‐もの【当物・中物・宛物】

精選版 日本国語大辞典
〘 名詞 〙[ 一 ]① 当てること。また、当てる対象となる物。[初出の実例]「初めは彼等に憐みの御眼を懸給ふといへども、今は御罰のあて物となし給ふ…

溶剤【ようざい】

百科事典マイペディア
(1)物質を溶解するために用いる液体物質。工業的には塗料,接着剤,石油,油脂,医薬,香料などの各分野で広く用いられ,その作用に応じて抽出剤…

NMR

知恵蔵
核磁気共鳴といい、原子核のスピンを利用して物質の構造・状態を非破壊的に知る方法。核スピンを持つ原子核を強い磁場の中に置くと、核スピンが磁場…

和の法則【sum rule (isotopomer)】

法則の辞典
同位体異性体(アイソトポマー)の分子振動数に対する法則.分子の基準振動νi に対して4π2c2νi を λi で表したとき,σ=∑λn=4π2c2∑νa2 について比較…

ペダルファ

岩石学辞典
湿潤な地域で排水がよく,土壌が熟成した結果,鉄およびアルミニウムの三二酸化物(sesquioxide)の含有が高くなったような土壌を一括した名称.高緯…

クロロホルム

百科事典マイペディア
化学式はCHCl3。メタンCH4の3個の水素原子を塩素原子に置換した化合物。無色,芳香のある液体。融点−63.5℃,沸点61.2℃。水に難溶,有機溶媒に易溶。…

テトラメチルシラン tetramethylsilane

改訂新版 世界大百科事典
化学式(CH3)4Si。TMSと略称。無色揮発性の液体で沸点26~27℃。化学的にきわめて安定で,濃硫酸,濃アルカリにも分解されない。1Hおよび13C核の化学…

無鉛ガソリン むえんがそりん unleaded gasoline

日本大百科全書(ニッポニカ)
テトラエチル鉛Pb(C2H5)4、テトラメチル鉛Pb(CH3)4などのアンチノック剤を添加(加鉛)していないガソリン。従来、自動車はすべて加鉛してそのオクタ…

有機化学分析 ゆうきかがくぶんせき organic analysis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
有機化合物の分析を中心とする分析化学の一分野。含まれている元素や官能基の種類を決める定性分析と,これらの組成や含有率を決める定量分析とがあ…

防水剤 ぼうすいざい water-repellent

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
繊維,皮革,セメントなどの表面に付着させ,水分がその内部へ浸透するのを防ぐ物質。簡単な防水剤としては,繊維を石鹸液に浸してから次に酢酸アル…

クベブ cubeb

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ジャワ,スマトラ,スリランカ,西インド諸島で栽培されているコショウ科のピペル・クベバ Piper cubebaという多年生つる植物の乾燥した成熟一歩手前…

ソーダ灰 ソーダばい soda ash

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
工業用無水炭酸ナトリウムの俗称。アンモニアソーダ法で多量に生産される。 JIS で 99%以上の炭酸ナトリウム ( Na2CO3 ) を含むことが規定され,見か…

第一級炭素原子 ダイイッキュウタンソゲンシ primary carbon atom

化学辞典 第2版
有機化合物の分子のなかで,CH4のように他の炭素原子と結合していないC原子や,*CH3-*CH3,*CH3-CH2-*CH3,*CH3-*CH2-OHの*印の *C 原子のように,…

セメントの水和反応 セメントノスイワハンノウ hydration reaction of cement

化学辞典 第2版
無機質セメントの多くのものと,金属質および有機質セメントの一部のものとが,水と反応して水和物を析出し硬化する際の反応.酸化物を成分とするセ…

シアノトリメチルシラン シアノトリメチルシラン cyanotrimethylsilane

化学辞典 第2版
trimethylsilyl cyanide.C4H9NSi(99.21).(CH3)3SiCN.クロロトリメチルシランとシアン化カリウム,あるいはシアン化銀との反応により得られる.無…

アンチモン化ガリウム アンチモンカガリウム gallium antimonide

化学辞典 第2版
GaSb(191.48).ガリウムアンチモンともいう.GaとSbとを水素気流中で,720~730 ℃ に加熱すると得られる.灰白色の金属光沢のある立方晶系結晶.せん…

ジベンゼンクロム ジベンゼンクロム dibenzene chromium(di(η6-benzene)chromium)

化学辞典 第2版
ビス(η-ベンゼン)クロム(0)ともいう.クロムに,ベンゼンがπ配位した構造をもつ,いわゆるサンドイッチ型化合物の一種で,[Cr0 (η6-C6H6)2],[CrⅠ (η…

ポリジアセチレン ポリジアセチレン polydiacetylene

化学辞典 第2版
1,3-ブタジイン類の固相重合により生成する高分子化合物のことで,置換基によらず一般にこうよばれる.紫外線,X線,γ線の照射,あるいは加熱により…

シントン シントン synthon

化学辞典 第2版
複雑な分子構造をもつ有機化合物の合成経路を考える方法として,1967年,アメリカのE.J. Corey(コーリー)は,化学者の直感,経験にもとづかない論理…

イミン イミン imine

化学辞典 第2版
カルボニル基とアミノ基が縮合してできた基またはを含む化合物の総称.シッフ塩基,アゾメチンともよばれる.炭化水素名にイミンをつけて命名する(CH…

アクセプター アクセプター acceptor

化学辞典 第2版
半導体中で価電子帯から電子を受けとる(正孔を供給する)もの.GeやSiでは周期表13族元素,13~15族半導体では12または14族元素が母体中の原子と置換…

グアニルサイクレース グアニルサイクレース guanylate cyclase

化学辞典 第2版
GTPをサイクリックGMP(cGMP)に変換する酵素で,大きく二つのグループに分けられる.可溶性のグアニルサイクレースは一酸化窒素(NO)によって活性化さ…

生体分子 セイタイブンシ biomolecule

化学辞典 第2版
生体に含まれる分子の総称.生命現象に重要なはたらきをする有機化合物(アミノ酸,糖,脂質,ビタミン,補酵素,ホルモン,タンパク質,核酸,および…

品位 pǐnwèi

中日辞典 第3版
[名]1 <書>官等.官階.2 <鉱物>品位.▶鉱石中に含まれる有用元素またはその化合物の割合をいう.3 品質.品位.节目的ࠧ…

вещество́ [ヴィッシストヴォー]

プログレッシブ ロシア語辞典(露和編)
[ヴィッシストヴォー]複生веще́ств[中1]〔substance, matter〕物質;素材твёрдое [жи́дкое, газообра́зное] //вещество́|固[液,気]体органи́ческ…

ポリ塩化ビフェニール(PCB)

共同通信ニュース用語解説
分子中に塩素を含む有機塩素化合物の一種。熱に強いなどの利点から、変圧器やコンデンサーの絶縁油、可塑剤や塗料、複写伝票に使われるノーカーボン…

テルル tellurium

改訂新版 世界大百科事典
目次  性質  製法  用途周期表第ⅥB族に属する酸素族元素の一つ。1783年,ドイツのミュラーFranz Joseph Müller(1740-1825)により含金鉱物か…

ヒ素 ひそ arsenic

日本大百科全書(ニッポニカ)
周期表第15族に属し、窒素族元素の一つ。ヒ素の化合物は洋の東西を問わず古くから知られ、天然に産出する鶏冠(けいかん)石や雄黄(ゆうおう)(石黄(せ…

リン(燐)【りん】

百科事典マイペディア
元素記号はP。原子番号15,原子量30.973761998。非金属元素の一つ。1669年ブラントが尿中より発見。白リン,紫リン,黒リンなど10種類以上の同素体が…

ショルレンマー しょるれんまー Carl Schorlemmer (1834―1892)

日本大百科全書(ニッポニカ)
ドイツの有機化学者。ダルムシュタットの生まれ。薬剤師の資格を得てハイデルベルクの薬局に勤めたが、ブンゼンの講義を聴いて化学を志し、1学期間ギ…

ジアゾタイプ ジアゾタイプ diazo type

化学辞典 第2版
ジアゾ化合物がカップリング反応によりアゾ色素を形成する能力が光分解によって失われることを利用する写真法で,各種複写やフルカラー画像記録など…

塩化アルミニウム エンカアルミニウム aluminium chloride

化学辞典 第2版
AlCl3(133.34).アルミニウムを塩素または塩化水素中で加熱すると得られる.無色の板状晶(通常は白色の固体).融点190 ℃(封管中2.5 atm).177.8 ℃ で…

濃色団 のうしょくだん hyperchrome

日本大百科全書(ニッポニカ)
有機化合物にある原子団を導入するとき、その色を濃くさせるような場合、すなわち注目している吸収帯のモル吸光係数を増大させるような原子団を濃色…

船底塗料 せんていとりょう

日本大百科全書(ニッポニカ)
さび止めおよび海洋生物の付着を防ぐために、船の満載喫水線から下の船底部へ塗る塗料。船底部はつねに海水と接触しているので腐食しやすい。また、…

アルドール縮合 (アルドールしゅくごう) aldol condensation

改訂新版 世界大百科事典
アルデヒドRCHOまたはケトンR1COR2が2分子反応してアルドール(β-ヒドロキシアルデヒドまたはβ-ヒドロキシケトン)を生成する反応。1872年にフランス…