しん‐がん(‥グヮン)【神願】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神への祈願。神への願がけ。[初出の実例]「奉二八幡比咩神封六百戸一、以二神願一也」(出典:続日本紀‐天平神護二年(766)四月丙申)
しん‐きょう(‥キャウ)【神饗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒や食物などを神に供えてまつること。また、神が祭をうけること。[初出の実例]「十一日に、神祇官にして、神饗あり」(出典:源平盛衰記…
しん‐けん【神譴】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神の譴責(けんせき)。神のとがめ。神罰。〔張耒‐自離富池凡三祷順済龍求便風皆獲応詩〕
しん‐さい【神采・神彩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 すぐれた精神の外にあらわれたすがた。すぐれた風采。[初出の実例]「神采清秀仙標超二抜稠人広衆之中一」(出典:懶室漫稿(1413頃)五・…
しん‐し【神司】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神に仕える人。かんぬし。かんづかさ。
しん‐し【神使】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「じんし」とも ) 神のつかい。ふつう、その神に縁故のある鳥獣や虫魚である場合が多い。八幡神の鳩、春日明神の鹿、日吉山王の猿、熊…
しん‐じ【神字】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =じんだいもじ(神代文字)[初出の実例]「本より神字もて書きたるも有れど、漢字もて記せるが多く彼れ此れと和漢紛らはしく人々次第に漢…
しん‐じゅう(‥ジウ)【神獣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 霊妙な動物。また、吉兆として現われるという獣。麒麟(きりん)、龍など。[初出の実例]「祥瑞〈略〉九尾狐〈神獣也。其形赤色、或曰二白色…
しん‐じん【信神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 神の霊力を信じ、その加護を願い求めること。神(かみ)信心。
たいよう‐しん(タイヤウ‥)【太陽神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 太陽を神の象徴とし、信仰の対象としたもの。また、そのような神話の世界で、太陽をつかさどる神、太陽の化身としての神。バビロニアのマ…
その‐の‐かみ【園神】
- 精選版 日本国語大辞典
- ⇒そのかみ(園神)
がらん‐じん【伽藍神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仏語。伽藍を守護する神。伽藍。〔禅林象器箋(1741)〕〔釈氏要覧‐上〕
こうか‐がみ【後架神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 便所の神。後架の守護神。[初出の実例]「こうか神へぐはんをかける女郎のつかひなるべし」(出典:洒落本・青楼昼之世界錦之裏(1791))
けんぞく‐しん【眷属神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 眷属は従者の意 ) 大きな神格に従属する小神格。摂社。末社。
がち‐じん(グヮチ‥)【月神】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「がちじんてん(月神天)」の略 ) =がってんし(月天子)[初出の実例]「そののち、くにのうちにぬしなからんやとて、御子をまうけたまへり。日神…
かみ‐あつめ【神集】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 諸方の神々を集めて、いっしょにまつること。[初出の実例]「神宮后宮の、新羅をせめさせ給ひし時神あつめして、むかはれしもかくやとお…
かみ‐がくし【神隠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「かみかくし」とも )① 子供などが急にゆくえ知れずになってしまうことを、神や天狗のしわざとしていう語。[初出の実例]「神がくしでも…
かみき‐づき【神来月】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =かみかえりづき(神帰月)[初出の実例]「四方にけふかへる神路のかみき月天の岩戸の今やあくらん」(出典:莫伝抄(室町前))
かみ‐し・む【神しむ】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 マ行上二段活用 〙 ⇒かんしむ(神━)
かみ‐むかえ(‥むかへ)【神迎】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 祭礼の場に神を迎え据えること。特に、陰暦一〇月晦日(みそか)に、出雲大社に集まっていた神々が帰って来るのを迎えること。また、その祭…
かみ‐わたし【神渡】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 出雲大社へ出かけて行く神々を送るの意 ) 陰暦の一〇月に吹く西風。《 季語・冬 》[初出の実例]「十月西風吹、神わたしと云」(出典:物…
かむ‐ざね【神実】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒かんざね(神実)
かむ‐さ・る【神去】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ⇒かんさる(神去)
かむ‐し・む【神しむ】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 マ行上二段活用 〙 ⇒かんしむ(神━)
かむ‐だち【神館】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒かんだち(神館)
かむ‐とけ【神解】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒かんとけ(神解)
かむ‐どこ【神床】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒かんどこ(神床)
かむ‐みそ【神御衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ⇒かんみそ(神御衣)
しとり‐がみ【倭文神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 倭文織(しずおり)をつかさどる神。[初出の実例]「倭文神、此をば斯図梨俄未(シトリガミ)と云ふ」(出典:日本書紀(720)神代下)
かわ‐かみ(かは‥)【川神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 河川を守護する神。河伯(かはく)。[初出の実例]「苗代のみな口まつるますらをはその川かみを頼むなるべし」(出典:行宗集(1140頃))
かん‐くだ・す【神下】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「かむくだす」と表記 ) 神として天から下らせる。特に、天照大神が皇孫をこの国に下らせる。[初出の実例]「天雲(あま…
かん‐くだ・る【神下】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「かむくだる」と表記 ) 神が天からお下りになる。あまくだる。あもる。
かん‐とものお(‥とものを)【神伴男・神部】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「かむとものを」と表記 ) =かんべ(神部)②[初出の実例]「神祇官の長上(なかつかへ)より以下、神部(かむトモノヲ)等に至るまで」(出…
かん‐やわ・す(‥やはす)【神和】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 他動詞 サ行四段活用 〙 ( 「かむやはす」と表記 ) 神意によって(神のなさることとして)やわらげる。また、なだめる。服従させる。[初出の実例]…
かん‐ちから【神税】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「かむちから」と表記。「ちから」は租税の意 ) 神にささげる稲。神社に属する神戸(かんべ)から出される田租をいう。懸税(かけちから)…
なんど‐がみ【納戸神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =なんど(納戸)の神[初出の実例]「納戸神とは、言うまでもなく〈略〉納戸に祭る神の意味だったが」(出典:母なるもの(1969)〈遠藤周…
ひもろぎ【神籬・胙・膰】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「ひもろき」 )① ( 神籬 ) 古代、神祭のとき、清浄の地を選んで、周囲に常磐木を植えて神座としたもの。後世、神社または臨時に…
ぶっ‐しん【物神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 呪力や神秘性を持つと考えられて崇拝の対象となる物体。偶像。また、マルクスの用語として、物象化されたもの、すなわち貨幣のように、本…
みこ‐がみ【御子神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 四国、中国でまつられる霊神。神職の死後一五年ぐらい経てまつるものともいう。
やか‐つ‐かみ【宅神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「つ」は「の」の意の古い格助詞 ) 家を守護する神。また、かまの神。やけのかみ。[初出の実例]「山がつの垣ねにいはふやかつかみ卯の…
まえ‐がみ(まへ‥)【前神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 二神以上をまつった神社で、主神である神一座以外の神のこと。前。[初出の実例]「班二幣帛於諸神一〈略〉庸布一丈四尺〈前神除レ布〉」(…
ろう‐しん(ラウ‥)【労神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 精神を労すること。心をいためること。心配。
わごう‐じん(ワガフ‥)【和合神】
- 精選版 日本国語大辞典
- 中国の道教の一つである白蓮教でいう幸福の神。二人の立姿で、ともに蓬頭(ほうとう)で笑顔をうかべ、身に緑衣をつけ、一人は右手に棒、左手に鼓を持…
トゥトアンクアメンの墓 トゥトアンクアメンのはか Tomb of Tutankhamen
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エジプト,テーベ西郊の王陵の谷にあるエジプト第 18王朝の王トゥトアンクアメンの墓。 1922年カーナーボン卿と H.カーターが発見。玄室のほか埋葬室…
半翅類【はんしるい】
- 百科事典マイペディア
- 昆虫綱の1目。カメムシ目とも。吸収に適した有節の口吻(こうふん)をもち,翅は普通2対。不完全変態。翅全体が膜状の同翅(ヨコバイ)亜目,基部が…
アメンエムヘト1世 アメンエムヘトいっせい Amenemhet I; Ammenemēs I
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]前1962古代エジプト第 12王朝初代の王 (在位前 1991~62) 。ギリシア名アメネメス1世。第 11王朝のメントゥホテプ王の大臣だったが,地方総…
神済かんのわたり
- 日本歴史地名大系
- 新潟県:西頸城郡青海町市振村神済青海町と富山県の県境をなす境(さかい)川の古名。境川本流は現在ほぼ富山県に属するが、近世までは越後と越中の…
【百神】ひやくしん
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【忘神】ぼうしん
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【宅神】たくしん
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