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納戸神 ナンドガミ

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デジタル大辞泉の解説

なんど‐がみ【納戸神】

納戸にまつられる神。恵比須(えびす)大黒(だいこく)などが多くまつられたが、隠れキリシタンは聖画像をまつった。

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世界大百科事典 第2版の解説

なんどがみ【納戸神】

納戸にまつられる神。納戸はヘヤ,オク,ネマなどと呼ばれ,夫婦の寝室,産室,衣類や米びつなどの収納所として使われ,家屋の中で最も閉鎖的で暗く,他人の侵犯できない私的な空間である。また納戸は女の空間でもあり,食生活をつかさどるシャモジとともに,衣料の管理保管の場所である納戸の鍵も主婦権のシンボルとされていた。納戸神をまつる風習は,兵庫県宍粟郡,鳥取県東伯郡,岡山県真庭・久米・苫田・勝田郡,島根県の隠岐島一帯,長崎県五島などに濃く分布し,家の神の古い形を示すものとされている。

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大辞林 第三版の解説

なんどがみ【納戸神】

(中国地方を中心とした西日本で)納戸にまつられる神。家の神の古い姿を示すものと考えられている。年神・田の神としての性格が強く、女神とされる。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

納戸神
なんどがみ

納戸に祀(まつ)られる神。通常は納戸の棚に恵比須(えびす)や大黒(だいこく)などを祀ることが多いが、隠れキリシタンは聖画像を祀った。平戸(ひらど)・生月(いきつき)(長崎県)のキリシタンと長崎・黒崎側のキリシタンとはその信仰の様態が異なり、前者は納戸神を、後者はお帳(ちょう)を中心とする。両者はオラショ(祈祷(きとう)文)の唱え方も信者組織をも異にしているが、前者がより初期の文化接触の姿を示している。納戸神は御番役の家にある。納戸に隠され、祭りのときもそこで祀られ、御番役だけが触れることができる。他の信者は長座敷から拝する。納戸神の多くはイエスを抱えた聖母の画像である。着物を着、胸をはだけ乳を出した聖母がイエスを左手で抱え、そのイエスは右手で祝福し左手に巻物をもつ基本的な型をも残している。江戸時代のキリスト教禁教下でカトリックの信仰を守り続け、日本文化と習合した特異な民俗信仰の神である。[野村暢清]
『田北耕也著『昭和時代の潜伏キリシタン』(1954・日本学術振興会) ▽『古野清人著作集5 キリシタニズムの比較研究』(1973・三一書房)』

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