さじき‐や【桟敷屋】
- デジタル大辞泉
- 「桟敷殿」に同じ。「一条―にある男とまりて」〈宇治拾遺・一二〉
おり‐や〔をり‐〕【折(り)屋】
- デジタル大辞泉
- 製本で、印刷された紙を順序をそろえて折り畳む職業。また、その人。
いんばい‐や【淫売屋】
- デジタル大辞泉
- 淫売婦を抱えていて、それに客をとらせるのを職業とする家。淫売宿。
の‐や【野屋】
- デジタル大辞泉
- 「霊屋たまや3」のこと。
みん‐おく〔‐ヲク〕【民屋】
- デジタル大辞泉
- 一般の人々の住む家屋。民家。「台下多少の―あり、官舎あり」〈独歩・愛弟通信〉
どかん‐や〔ドクワン‐〕【土管屋】
- デジタル大辞泉
- 俗に、土管化した通信事業者のこと。通信事業者が回線のみを提供し、端末機器やサービスを他社が提供するもの。水道の土管のみを整備し、中を流れる…
沢瀉屋【おもだかや】
- 百科事典マイペディア
- 歌舞伎俳優市川猿之助,市川段四郎らの屋号。
なかむら‐や【中村屋】
- デジタル大辞泉
- 歌舞伎俳優の屋号。17世以後の中村勘三郎、およびその一門が用いる。
や‐づま【屋▽端】
- デジタル大辞泉
- 軒先。軒端。「見渡せば葺ふかぬ―もなかりけり淀野の沼に引ける菖蒲を」〈夫木・二四〉
やまと‐や【大和屋】
- デジタル大辞泉
- 歌舞伎俳優坂東三津五郎・岩井半四郎、およびその一門の屋号。
めいぼ‐や【名簿屋】
- デジタル大辞泉
- ⇒名簿業者
すし屋 すしや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- すし(鮨)職人がつくったすしを食べさせる店。17世紀、三都になれずしの押しずしの店ができた。江戸にすし屋ができるのは貞享(じょうきょう)(1684…
米屋 こめや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 米(玄米、白米)を売買する商人。業態は複雑である。米は前近代では貢租であり、流通には制約があった。古代の8~10世紀の公営の市(いち)では余剰米…
頭屋 とうや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 祭礼や神事の執行にあたって重要な役割を担う人、またはその家をいう。頭人という語も同じ内容で用いられてきた。それぞれ当屋、当人などとも書く。…
道具屋 どうぐや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 落語。江戸時代から東西で口演されてきた伝統的な前座向きの与太郎咄(ばなし)。軽妙でおもしろく、もっともよく知られる落語の一つ。与太郎が伯父に…
天王寺屋 てんのうじや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- (1)室町末期~安土(あづち)桃山時代の堺(さかい)の豪商。姓は津田氏。寛正(かんしょう)~明応(めいおう)期(15世紀後半)に新次郎、又四郎らの名が…
鮨屋 (すしや)
- 改訂新版 世界大百科事典
- すしを売る店,また,それを業とする人。鮓屋,寿司屋とも書く。店舗を設けて営業するもののほか,屋台店や行商のすし売などがある。文献上の初見と…
しょうがつや【正月屋】
- 改訂新版 世界大百科事典
さしみや【刺身屋】
- 改訂新版 世界大百科事典
うめざかや【梅酒屋】
- 改訂新版 世界大百科事典
えぞうしや【絵草紙屋】
- 改訂新版 世界大百科事典
おもだかや【沢瀉屋】
- 改訂新版 世界大百科事典
かりがねや【雁金屋】
- 改訂新版 世界大百科事典
かりや【加里屋】
- 改訂新版 世界大百科事典
かわや【皮屋】
- 改訂新版 世界大百科事典
せや【背屋】
- 改訂新版 世界大百科事典
種屋 (たねや)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 草木の種子を商う店。種物屋ともいう。江戸時代は徳川家康以来代々の将軍に花好きが多く,〈寛永のツバキ〉〈元禄のツツジ〉〈正徳のキク〉などとい…
柏屋 (かしわや)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 江戸時代の商店名。著名な店としては,京都に本店をおき,江戸に出店を設けた木綿問屋柏屋がある。創業者は柏原三右衛門(1601-89)。寛永年間(1624…
銘酒屋 めいしゅや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 一般には銘柄品の清酒を売る店をさすが、明治中期~昭和前期に東京を中心に営業した飲食店形式の私娼(ししょう)屋も銘酒屋といった。表向き銘酒を飲…
旅籠屋 はたごや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 近世の宿場にあって、おもに一般庶民や公用旅行以外の武士が利用した休泊施設。飯盛(めしもり)女を抱える飯盛旅籠屋と、そうでない平(ひら)旅籠屋の…
乾物屋 かんぶつや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 乾物を販売する商人。乾物は植物性食料を保存のために乾燥させたものであるが、魚類を乾燥させた干物(ひもの)も含むようになった。18世紀の近世中期…
越後屋 えちごや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 豪商三井家の家祖高利(たかとし)が1673年(延宝1)江戸日本橋本町一丁目(東京都中央区)に開いた呉服店。現在の三越(みつこし)百貨店の前身。高利の…
植木屋 うえきや
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 庭木の栽培、手入れと庭作(にわつくり)の職人。14世紀から庭園に対する需要が高まり、茶庭の露地作(ろじつくり)(露地の者)や正しい箒目(ほうきめ)…
阿古屋 (あこや)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 近松門左衛門作《出世景清》,文耕堂・長谷川千四合作《壇浦兜軍記》などに登場する清水坂の遊女で,景清の愛人。幸若・古浄瑠璃《景清》では〈あこ…
仕立屋 (したてや)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 日本 西洋 中国衣服を裁縫し,または縫い直し,継ぎはぎなどの修理をする職人。仕立物師,仕立物屋ともいった。日本15世紀後半から京…
かい‐おく(クヮイヲク)【壊屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 くずれた家。こわれた家。破屋。廃屋。[初出の実例]「愛知県だけで死人千余名、負傷者二千六百名、潰屋(クヮイヲク)一万戸」(出典:江戸…
かいこ‐や(かひこ‥)【養屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 台所のことを八丈島でいう。[初出の実例]「助舗(だいどころ)を かいこや」(出典:八丈実記(1848‐55)方言)
お‐だや(を‥)【小田屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 田守りのため、田の中に作った小屋。田屋(たや)。
おどりこ‐や(をどりこ‥)【踊子屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おどりこ」は、どじょうの隠語 ) どじょうを売る店。[初出の実例]「知れぬはづ使をどり子やとたづね」(出典:雑俳・柳多留‐一三(177…
おとわ‐や(おとは‥)【音羽屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 歌舞伎俳優、尾上菊五郎、坂東彦三郎両家の用いる屋号。初世尾上菊五郎の父が、京都都(みやこ)万太夫座の出方をしていた音羽屋半平であることによる。
おもちゃ‐や【玩具屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 おもちゃを製造する店。また、売る店。[初出の実例]「吠(ほ)えぬ犬はおもちゃ屋が店へ行かねば御坐んすまい」(出典:門三味線(1895)〈…
かしき‐や【炊屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 飯を煮たきする所。[初出の実例]「炊屋(カシキヤ) 炊屋は、飯を炊き出す場所の事なれども」(出典:家屋雑考(1842)二)② 神に供える神饌…
きざみ‐や【刻屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 タバコを刻んで売る家、またその人。賃粉切(ちんこきり)。[初出の実例]「湯屋をかたうでにきざみやこして来る」(出典:雑俳・柳多留‐二一…
きじ‐や(きヂ‥)【木地屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 木彫りなどの材料の木を粗挽きしたり、轆轤(ろくろ)を用いたりして、盆や椀など、塗物ではない木地のままの器類を作る職業。また、その人…
かつぎ‐や【担屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 商品の荷をかついで売り歩く人。担ぎあきないをする人。[初出の実例]「おまけに階下が呉服の担ぎ屋とあってみれば、たとへ銘仙の一枚で…
おく‐りょう(ヲクリャウ)【屋梁】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 家の棟(むね)の重みをささえる横木。また、家。[初出の実例]「金粟花光満二屋梁一 一枝馥郁五枝芳」(出典:丱余集(1409頃)上・桂堂)[そ…
いそ‐や【磯屋・磯家】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙 磯辺にある漁師などの家。磯館(いそやかた)。[初出の実例]「玉藻ふく磯屋がしたにもる時雨旅寝の袖もしほたれよとや〈源仲綱〉」(…
いたずら‐や(いたづら‥)【徒屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 使っていない建物。不用な家屋。あき屋。[初出の実例]「いたづら屋のありしを、『なにする所ぞ』と問ひしに」(出典:枕草子(10C終)…
いちょう‐や(イチャウ‥)【銀杏屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 江戸深川にあった蒲焼屋。安永(一七七二‐八一)から寛政(一七八九‐一八〇一)にかけて流行した。
うす‐や【臼屋】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 穀物を精製する小屋。搗(つ)き屋。② 大嘗祭(だいじょうさい)のとき、大嘗宮の膳屋の北に造られる建物。天神地祇に奉納する稲をつく所。…