累被構造
- 岩石学辞典
- 空洞を充填した鉱床の中で,熱水溶液の組成が変化するために鉱物が数層に堆積することが多い.各鉱物層は順々にその前の層の殻のように見える.この…
底痕 ていこん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- おもに砂岩層の底面にみられるさまざまな堆積(たいせき)構造。ソールマークsole markともいう。これは砂岩層の直下の泥岩層が、未固結の状態で海底面…
ポドゾル
- 岩石学辞典
- 低温で湿潤な地域に特徴的な成帯土壌.森林伐採の行われた地域の,針葉樹または落葉樹の下あるいは荒野の潅木(heath)の下に形成される.分解した植…
ステルクフォンテイン Sterkfontein
- 改訂新版 世界大百科事典
- 南アフリカの石灰岩洞窟遺跡。緩やかな丘の上にある地下の迷路のような鍾乳洞のあちこちに角礫岩の堆積層がある。1936年にブルームR.Broomがアウスト…
梨木畑貝塚なしきばたかいづか
- 日本歴史地名大系
- 宮城県:石巻市祝田浜梨木畑貝塚[現]石巻市渡波 梨木畑万石(まんごく)浦の入口に近い南岸にある。万石浦に点在する貝塚群の東端に位置する比較的…
震旦系 (しんたんけい) Sinian system
- 改訂新版 世界大百科事典
- 狭義には中国大陸の後期原生代(8.5億~5.9億年前)の変成していない堆積-火山岩層をさす。1976年ころから,中国の研究者は中期~後期原生代(18億~…
粘膜【ねんまく】
- 百科事典マイペディア
- 脊椎動物の内臓器官の内壁をおおう膜。柔軟であるが強く,表面は粘液などの分泌液でうるおされる。最表層は粘膜上皮でその形状は器官によって異なり…
表皮 (ひょうひ) epidermis
- 改訂新版 世界大百科事典
- 生物体の体表をおおう組織。動物では皮膚や粘膜の上皮をいう。発生学的には外胚葉に由来する。無脊椎動物ではすべて単層上皮で,扁形動物など下等な…
HEMT(ヘムト) ヘムト
- 化学辞典 第2版
- high electron mobility transistorの略称.電界効果トランジスター(FET)でチャンネルを走行するための電子を供給する層と,実際に走行する層を分け…
拡散二重層 カクサンニジュウソウ diffuse double layer
- 化学辞典 第2版
- 電極・電解質溶液界面には電気二重層が存在する.シュテルンの電気二重層モデルでは,電気二重層は,Helmholtz層とGouy-Chapmanの拡散二重層で構成さ…
室谷洞窟 むろやどうくつ
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 新潟県東蒲原(ひがしかんばら)郡阿賀(あが)町神谷(かみたに)通称室谷神谷地(かみやち)に所在する洞窟遺跡。阿賀野(あがの)川の支流室谷川に面して南…
ちちぶ‐けい【秩父系】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 日本の古生層の総称。埼玉県秩父地方に分布する古生界を模式として命名され、秩父古生層と呼ばれてきたが、その後中生代三畳紀・ジュラ紀…
トウセット堆積物
- 岩石学辞典
- 前面成層(foreset bedding)の基盤の堆積物のことで,隣接する基底層(bottomset)と接線方向に前面層と連結している[Jopling : 1961].
acamado, da /akaˈmadu, da/
- プログレッシブ ポルトガル語辞典(ポルトガル語・日本語の部)
- [形]❶ 床についた,病床についたestar acamado|病床に伏している.❷ 層をなした,何層にもなった.
アナウ‐いせき(‥ヰセキ)【アナウ遺跡】
- 精選版 日本国語大辞典
- ( アナウはAnau ) トルクメニスタンにある四層から成る丘状遺跡。層ごとに新石器、銅石併用、銅器、鉄器の諸期に分かれている。
東新潟ガス田 (ひがしにいがたガスでん)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 新潟市の北東,阿賀野川河口の東側およびその沖合に位置するガス田。構造性ガス田として1959年に発見されたが,それまではこの辺り一帯は水溶性ガス…
吉井貝塚よしいかいづか
- 日本歴史地名大系
- 神奈川県:横須賀市西浦賀分郷吉井貝塚[現]横須賀市吉井国鉄久里浜(くりはま)駅の北方約五〇〇メートル、背後の丘陵から低く延びた一支丘の先端…
地質柱状図 ちしつちゅうじょうず
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 地層の重なり方(層序関係)を表現するためにくふうされた帯状ないし長柱状の図面。各地層の真の厚さに応じた縮尺で、岩相を示す模様や色をつけ、下…
河姆渡遺跡 (かぼといせき) Hē mǔ dù yí zhǐ
- 改訂新版 世界大百科事典
- 中国東部,杭州湾南岸,浙江省余姚県河姆渡村に存する中国新石器時代早期の遺跡。1973-74年に発掘された。遺跡は丘陵と平原の過渡地にあり,4層から…
CE
- 知恵蔵
- 皮膚の最外層を構成する角層細胞を覆う頑丈なたんぱく質の膜状構造のことで、「角化外膜」ともいう。角層細胞は、その働き(保湿・バリア機能)を正常…
葉理 ようり
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 堆積(たいせき)物中で、他の地層と色、構成粒子、粒径などの違いで識別される地層の最小単位で、厚さ1センチメートル以下のものをラミナlamina(葉層…
担子器果 たんしきか
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 担子菌類の繁殖器官(子実体)をいう。形成過程は、まず胞子から生じた単相菌糸体が菌糸接合を行って重相菌糸(菌糸細胞に単相の2核をもつ菌糸)が生…
オリストストローム
- 岩石学辞典
- 輪郭の明瞭な層が無秩序に集まり混合した堆積層で,不均一な塊と破片が泥質のマトリクス中に埋まっている.未固結の堆積物が海底で移動した結果でき…
ポドゾル
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( [ロシア語] podzol 灰白の土の意 ) タイガ地帯に広く分布する酸性のやせた土壌。表面は腐植層で、その下に浸透水によって漂白された灰…
ろっぽう‐さいみつじゅうてん(ロクハウ‥)【六方最密充填】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 最密充填構造の一つ。同じ大きさの球の列を重ねるとき、一層目のすきまの上にはまるように二層目を置き、三層目が初層の真上にくるもの。…
緻密骨
- 栄養・生化学辞典
- 海綿骨に対していう.骨組織が同心円状に形成された層板状のオステオンと骨層板からなる.骨組織の組織が緻密な部分.
渡具知東原遺跡とぐちあがりばるいせき
- 日本歴史地名大系
- 沖縄県:沖縄島中部読谷村渡具知村渡具知東原遺跡[現]読谷村渡具知 東原比謝(ひじや)川河口北岸沿いに位置し、海岸からの距離は約六〇〇メートル…
cornified envelope
- 知恵蔵
- 皮膚の最外層を構成する角層細胞を覆う頑丈なたんぱく質の膜状構造のことで、「角化外膜」ともいう。角層細胞は、その働き(保湿・バリア機能)を正常…
intercapèdine
- 伊和中辞典 2版
- [名](女) 1 間隙(かんげき), 空間. 2 〘建〙空気層, 中空層. 3 〘船〙コファダム(区画を分けるために作られた隔壁の間の空所).
浸透率トラップ しんとうりつトラップ permeability trap
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 層位トラップの一種で,浸透率が傾斜方向に向ってよくなり,その上部は浸透性がなくなっているためできあがった石油の貯留層のこと。
カコルトク岩
- 岩石学辞典
- 白か赤と黒の互層が縞状になったネフェリン閃長岩で,優白質の層は長石と白いネフェリンに富むか,ユーディアライト(eudialite)と赤いネフェリンに…
フズリネラ Fusulinella
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 原生生物界有孔虫門フズリナ科に属する化石属。殻は小さく紡錘形。殻壁は外壁,透明層に上,下の沈殿層を伴う 4層構造からなる。隔壁褶曲は軸部にか…
トロイ Troy
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- アナトリア北西部の古代都市。ギリシア語ではトロイア Troia,イリオス Ilios,イリオン Ilion,ラテン語ではトロイア Troia,トロヤ Troja,イリウ…
海成層 かいせいそう marine deposit; marine sediment
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 堆積物が海洋底に堆積してできた地層。堆積した深さによって,浅海堆積層,深海堆積層などに分けられる。 (→陸成層 )
地層 ちそう strata
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 層状をなした岩体を地層という。地層の多くは堆積(たいせき)岩からなる。しかし火山活動と密接な関係をもつ溶岩(火山岩)や火山砕屑(さいせつ)岩も…
ドゥアラ洞窟遺跡 ドゥアラどうくついせき Douara
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- シリア,パルミラの東約 20km,シリア砂漠にある中期旧石器時代から中石器時代の洞窟遺跡。東京大学西アジア調査団が 1970~80年代にかけて調査して…
上場遺跡 うわばいせき
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 鹿児島県出水(いずみ)市上場小学校の校庭に所在する旧石器時代の遺跡。出水市東部の標高450メートルの上場高原に立地する。第2層下部から第3層上部へ…
ウィーン‐じょうやく(‥デウヤク)【ウィーン条約】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 一九八五年にウィーンで調印された、オゾン層保護に関する条約。オゾン層破壊の原因となるフロンガス消費の規制などを内容とする。
しょう‐き〔シヤウ‐〕【×瘴気】
- デジタル大辞泉
- 熱病を起こさせるという山川の毒気。「造りざま、小きながら三層四層ならぬはなし。こは―を恐るればなり」〈鴎外訳・即興詩人〉
芹田遺跡せりだいせき
- 日本歴史地名大系
- 山口県:玖珂郡錦町広瀬村芹田遺跡[現]錦町大字広瀬 芹田錦川の河谷に張り出した扇状地風の沖積段丘にあり、昭和四四年(一九六九)県立広瀬高等学…
鹿苑寺 金閣 ろくおんじきんかく
- 山川 日本史小辞典 改訂新版
- 室町幕府の3代将軍足利義満が北山殿に設けた3層の住宅系建築。最上層に舎利を安置するため舎利殿とよばれた。創建は1398年(応永5)頃。1950年(昭和25)…
форма́ц|ия
- プログレッシブ ロシア語辞典(露和編)
- [女9]①((文))(社会の)発展段階;(その段階における)社会構造②((文))精神構造,考え方③〚地質〛層,層群‐формацио́нный[形1]
layer
- 英和 用語・用例辞典
- (名)層 地層 階層 重ね 部分 レベル 卵を産む鶏(とり) 産卵鶏 レイヤー (動)層にする 層状にする 何層にも重ねるlayerの関連語句a brick layerれんが…
重力成層
- 岩石学辞典
- 火成岩に見られる層状構造で,堆積岩の級化成層に類似しており,マフィック鉱物に富む層は下部に,珪長質鉱物に富む層は上部になる傾向がある.この…
ツンドラ土
- 岩石学辞典
- 亜北極地域に形成される土壌で,この下部には永久凍土の層があり不透水層の役割をしている.そのためツンドラ土では泥炭質の薄い腐植層があり,その…
アティランバカム遺跡 アティランバカムいせき Attirambakkam
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 南インド,タミルナードゥ州チングレプット地方の先史遺跡。マドラス文化の握斧を出土する代表的な遺跡で,1965年に K.D.バンネルジーが調査した。ア…
かい‐よう(クヮイヤウ)【潰瘍】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 体表面あるいは腔内面の一部が深部まで欠損した状態。粘膜層、角膜上皮層、皮膚表皮層などの組織にみられ、壊死(えし)をまず起こし、これ…
九酔渓 きゅうすいけい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 大分県玖珠(くす)郡九重町(ここのえまち)にあり、飯田(はんだ)高原を北へ流下する鳴子川(なるこがわ)の渓谷。深さ200~300メートルに達し、第三紀層…
复式住宅 fùshì zhùzhái
- 中日辞典 第3版
- メゾネット式住宅.▶2層以上で1住戸を構成する複層住戸のこと.“复式房”とも.
温度風 おんどふう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 気層の上面と下面における地衡風のベクトル差をいう。風の高さによる変化を支配する要因は複雑であるが、大気境界層より上の自由大気では地衡風が卓…