かわなか【川中】 には 立((た))てど人中((ひとなか))には立((た))たれず
- 精選版 日本国語大辞典
- 他人の中で世渡りすることのむずかしいことのたとえ。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
ぜんもん【前門】 に 虎((とら))を防((ふせ))ぎ後門((こうもん))に狼((おおかみ))を進((すす))む
- 精選版 日本国語大辞典
- 一つのわざわいをのがれても、さらにまた他のわざわいにあうことのたとえ。前門の虎、後門の狼。一難去ってまた一難。[初出の実例]「しかれども彼卿…
おや【親】 に 跡((あと))をやる
- 精選版 日本国語大辞典
- 子が、親に先立って死ぬ。[初出の実例]「色青ざめて恋に貌(かたち)をせめられ行末頼みすくなく、追付(おっつけ)親(オヤ)に跡(アト)やるべき人の」(出…
富貴ふうきなる者ものは人ひとを送おくるに財ざいを以もってし仁人じんじんは人ひとを送おくるに言げんを以もってす
- デジタル大辞泉
- 《「史記」孔子世家から》金持ちは人を送別するときには、はなむけとして金銭を贈るが、仁徳の者は、その人のためになるよい言葉を贈る。孔子が老子…
うま【馬】 を 牛((うし))に=替((か))える[=乗((の))り替((か))える]
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 速い馬から遅い牛に乗り替える意から ) すぐれたものを捨てて、劣ったものに替えるたとえ。⇔牛を馬に乗り替える。〔諺苑(1797)〕
けいはく‐し【軽薄子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =けいはくじ(軽薄児)〔布令必用新撰字引(1869)〕〔後漢書‐馬援〕
はう‐こ〔はふ‐〕【×這子】
- デジタル大辞泉
- ⇒ほうこ(這子)
みはかし‐を【御佩刀を】
- 精選版 日本国語大辞典
- 枕 ( 「を」は助詞 ) 「みはかし」の「剣(つるぎ)」と同音の「剣(つるぎ)の池」にかかる。[初出の実例]「御佩乎(みはかしヲ) 劔の池の 蓮葉(はちすば…
さか【逆】 を 食((く))わす
- 精選版 日本国語大辞典
- 相手をなじり返す。逆ねじを食わす。[初出の実例]「逆(サカ)くはして腹立なさる」(出典:洒落本・南遊記(1800)一)
きん【金】 を 泥((でい))に捨((す))て玉((たま))を淵((ふち))に沈((しず))む
- 精選版 日本国語大辞典
- ① 金は泥の中に捨て、玉は淵の底に沈める。無用の宝に心がとらわれるのを防ぐための処置をいう。私欲を離れる。② ( 誤用して ) 金や玉のように貴く美…
すそ【裾】 を=肩((かた))に結((むす))ぶ[=結((むす))びて肩((かた))にかく]
- 精選版 日本国語大辞典
- 裾を肩のあたりまで高くからげて結ぶ意から、そのようないでたちで大いに働く。どのような苦労をしてでもやりくりする。また、非常に辛い生活のさま…
刃はを拾ひろ・う
- デジタル大辞泉
- 内曇うちぐもりの砥汁をつけながら、刀の刃文はもんに従って刃をこする。
ひと【人】 を 使((つか))うは使((つか))わるる
- 精選版 日本国語大辞典
- 人を使うということはとかく気苦労が多く、かえって人に使われているようなものである。[初出の実例]「人(ヒト)を使(ツカ)ふは使(ツカ)はるると、喩…
養子縁組 ようしえんぐみ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 嫡出子以外の子供との間に,なんらかの手続きによって親子関係を設定し,子供としての権利義務を付与する制度。こうして設定された親子関係は実の親…
たび‐がらす【旅×烏/旅×鴉】
- デジタル大辞泉
- 《ねぐらをもたない烏の意》定住しないで、旅から旅へと渡り歩く人。また、よその土地から来た人を卑しめていう語。
墨子糸に泣く
- 故事成語を知る辞典
- 人間が、環境によって善人にも悪人にもなることを、嘆いたことば。 [由来] 「墨子―所染」に出て来るエピソードから。紀元前五世紀ごろ、戦国時代の中…
だいたい‐けい【代替刑】
- デジタル大辞泉
- 禁錮・懲役刑の受刑者を刑務所に収容せず、代わりに社会奉仕などをさせること。
こころ【心】 に 物((もの))を言((い))わす
- 精選版 日本国語大辞典
- 口に出さないで、表情や動作で気持を伝える。[初出の実例]「まねきうなづきゆびざして、心に物をいはすれば」(出典:浄瑠璃・曾根崎心中(1703))
命めいを受うけては家いえに辞じせず
- デジタル大辞泉
- 《「呉子」論将から》武将は、命を受ければ、家人に別れを告げることもなく、ただちに出陣しなければならない。
テンプル
- 百科事典マイペディア
- アメリカの女優,外交官。カリフォルニア州サンタモニカに生まれる。1931年3歳の頃にダンスと音楽に強い関心を示したことで,母親がダンス・スクー…
はば【幅】 を=利((き))かす[=利((き))かせる]
- 精選版 日本国語大辞典
- 自分の存在を大きく認めさせるようにする。威勢をふるう。幅をする。幅を取る。幅を遣る。[初出の実例]「成駒屋が、ここのところでウウント一ばん幅…
さ【然】 は
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] ( 副詞「さ」に助詞「は」が付いたもの ) 副詞「さ」を強めた言い方。そのようには。そうは。そうとは。[初出の実例]「なにの疑ひあらむ。さ…
に
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 格助詞 〙① 動きや状態の成り立つ状況を表わす。(イ) 動作や状態の成り立つ時を表わす。[初出の実例]「白雲の 龍田の山の 露霜に 色づく時…
に[五十音]
- デジタル大辞泉
- 1 五十音図ナ行の第2音。歯茎鼻音の有声子音[n]と母音[i]とから成る音節。[ni]2 平仮名「に」は「仁」の草体から。片仮名「ニ」は「二」の全…
に[格助・接助・終助・並助]
- デジタル大辞泉
- [格助]名詞、名詞に準じる語、動詞の連用形・連体形などに付く。1 動作・作用の行われる時・場所を表す。「三時に間に合わせる」「紙上に発表する…
に
- 日中辞典 第3版
- 1《格助詞》1〔動作・作用の起こる時・期間・場合〕在zài;于yú;时(候)shí(hou).3時~に出発する|三点出发.…
し‐し【指使】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 指図して仕事をさせること。指揮して使うこと。〔礼記‐曲礼・上〕
さいはい【采配】 を=振((ふ))る[=振((ふ))るう]
- 精選版 日本国語大辞典
- 自ら先頭に立って、指揮、運営にあたる。指揮をする。指図をする。采配を取る。[初出の実例]「采配(サイハイ)うち揮(フリ)」(出典:読本・椿説弓張月…
くち【口】 に 風((かぜ))を=引((ひ))かす[=引((ひ))く]
- 精選版 日本国語大辞典
- 言ってもむだなことを言うたとえ。言ったことがむだになる。[初出の実例]「其発レ詞空口引レ風徒毀レ茶也。無二半銭利一」(出典:喫茶養生記(1214)…
とう‐び〔タウ‐〕【×掉尾】
- デジタル大辞泉
- 「ちょうび(掉尾)」の慣用読み。「老人に―の大活躍をさせて」〈中島敦・名人伝〉
かばね【屍】 に 血((ち))をあやす
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「あやす」はしたたらすの意 ) 死者をはずかしめる。[初出の実例]「此の身さへとらはれて、父のかばねに血をあやさん事も心うし」(出典:平家物語…
pu・te・o, [pu.té.o]
- 小学館 西和中辞典 第2版
- [男]1 不快な思いをさせること,嫌がらせ,いじめ.2 〘卑〙 売春;買春.
さら【皿】 に 桃((もも))を盛((も))る
- 精選版 日本国語大辞典
- 尻(しり)のすわらないさまや、不安定な物事をたとえていう語。おちつかないことのたとえ。皿に桃。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
ばんゆうないざい‐しんろん(バンイウ‥)【万有内在神論】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 汎神論と超越神論を調和させようとしてクラウゼが説いた学説。汎神論のように神は万物と同一ではなく、また、超越神論のように神は万有を…
松平葛子 (まつだいら-さきこ)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 江戸時代中期の歌人。美濃(みの)(岐阜県)岩村藩主松平乗薀(のりもり)(1716-83)の妻。和歌を賀茂真淵(かもの-まぶち)にまなぶ。
熱火あつび子こに払はらう
- デジタル大辞泉
- 火に焼かれそうなときは、最愛のわが子の方へ火を払ってでも逃れようとする。危急の際には極端な利己心が現れるたとえ。
にくまれご【憎子】 世((よ))に=はばかる[=はびこる・=出((い))ず]
- 精選版 日本国語大辞典
- 人から憎まれるような人にかぎって世間に出てはばをきかし、威勢をふるう。憎まれ子国にはびこる。憎まれ者世にはばかる。〔俳諧・毛吹草(1638)〕
子こに勝まさる宝たから無なし
- デジタル大辞泉
- ⇒子に過ぎたる宝無し
露子に逢いたい
- デジタル大辞泉プラス
- 日本のポピュラー音楽。歌は歌手で俳優の石原裕次郎。1962年発売。作詞:丸山環、作曲:久慈ひろし。
子嚢胞子
- 栄養・生化学辞典
- 子嚢菌類に特有な有性胞子で,子嚢の中に生じる内生胞子.
ねのこ‐もち【子子餠】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「源氏物語‐葵」で、光源氏と紫上の結婚第二日が亥(い)の日であったために出された「亥の子餠」にひっかけて、翌子(ね)の日の結婚第三…
こけつ【虎穴】 に 入((い))らずんば虎子((こじ))を得((え))ず
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 「後漢書‐班超伝」の「官属皆曰、今在二危亡之地一、死生従二司馬一、超曰、不レ入二虎穴一、不レ得二虎子一」から出た語 ) 虎の住む穴に入らなけ…
ルクレチア Lucretia
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 王政期ローマの伝説的婦人。美貌,貞潔で知られる。タルクイニウス・コラチヌスの妻であったが,ローマ王タルクイニウス・スペルブスの息子にはずか…
教科【きょうか】
- 百科事典マイペディア
- 小・中・高の各学校で児童・生徒に学習させようとする文化遺産を教育目標に合わせて系統的に組織した一定の領域。もと学科とも。教科をさらに区分し…
よる【夜】 を 昼((ひる))になす
- 精選版 日本国語大辞典
- ( 夜の時間でも昼の時間と同じようにするの意 ) 昼も夜も休まずに物事を行なう。昼夜兼行で行なう。夜(よ)を日に継ぐ。夜(よ)を昼になす。[初出の実…
うみ【海】 を 山((やま))にする
- 精選版 日本国語大辞典
- きわめて無理なことをするたとえ。海が山。[初出の実例]「諸人の尊敬(そんきゃう)栄耀栄花、海を山になされふともままな女御様」(出典:浄瑠璃・浦島…
め【目】 に 角((かど))を=立((た))てる[=入((い))れる]
- 精選版 日本国語大辞典
- 怒った目付きで鋭く見る。目角(めかど)を立てる。[初出の実例]「平相国のやうなぞ。百官も梁冀を見て目にかとを立て、底には思へども、ちともちがわ…
あし【足】 を 棒((ぼう))にする
- 精選版 日本国語大辞典
- 足がひどく疲れるほど、歩きまわる。足を摺粉木(すりこぎ)にする。[初出の実例]「それはそれは知って居るといふ知った人に妾(わたし)も父様も足を棒…
あな【穴】 なき笛((ふえ))は耳((みみ))より外((ほか))に音((ね))を聞((き))くべし
- 精選版 日本国語大辞典
- 具体的に、説明されたり、見せられたりしなくても物事の本質を見抜け。[初出の実例]「孔なき笛は耳よりほかに音を聞べし、絃なき琴は指ならずして調…
に【に・ニ】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 五十音図の第五行第二段(ナ行イ段)に置かれ、五十音順で第二十二位のかな。いろは順では第四位で、「は」のあと「ほ」の前に位置する。…