「H」の検索結果

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チオフェノール ちおふぇのーる thiophenol

日本大百科全書(ニッポニカ)
芳香族チオール(メルカプタン)を代表する化合物。ベンゼンチオール、フェニルメルカプタンともいう。フェノールの酸素原子のかわりに硫黄(いおう)…

誘起効果 ゆうきこうか inductive effect

日本大百科全書(ニッポニカ)
有機化合物の反応性は、その化合物の電子状態、ことに電子密度やその変化の仕方により理解される。このような考え方(この考えが確立されるまでは有…

中和(ちゅうわ) ちゅうわ neutralization

日本大百科全書(ニッポニカ)
正電荷と負電荷、酸と塩基、あるいは毒素と抗毒素のように、互いに対立する性質をもつものどうし(正負、陰陽など)が作用しあい、それぞれの属性が…

ポリ酸 ポリサン polyacid

化学辞典 第2版
金属または非金属元素の原子を中心とする,オキソ酸数分子が縮合してできたオキソ酸のことで,縮合酸,多重酸と同義語.IUPAC命名法では多核酸(polyn…

水素電極 スイソデンキョク hydrogen electrode

化学辞典 第2版
電極電位の基準となる電極(半電池)で,2H+ + 2e- = H2の電極反応の可逆電極電位を安定に示す電極.通常,H+ 濃度の高い溶液に白金黒付き白金電…

安息香酸

栄養・生化学辞典
 C7H6O2 (mw122.12).食品の保存料として使う.

ユーカリ油 (ユーカリゆ) eucalyptus oil

改訂新版 世界大百科事典
ユーカリ類の葉を乾燥し,これから抽出して得られる精油。一般に生葉に0.7~0.9%含有される。ユーカリ属には数百の種があり,それぞれから得られる精…

アデニン アデニン adenine

化学辞典 第2版
6-aminopurine.C5H5N5(135.13).核酸の一成分で,核酸を加水分解すると得られる.チオ尿素とマロノニトリルから4,5,6-トリアミノ-2-チオピリミジン…

リン(燐)モリブデン酸塩 (りんモリブデンさんえん) phosphomolybdate

改訂新版 世界大百科事典
目次  ドデカモリブドリン酸塩dodecamolybdophosphate  オクタデカモリブド二リン酸塩octadecamolybdodiphosphateリンとモリブデンからつくられ…

スチバン スチバン stibane

化学辞典 第2版
アンチモンの水素化物.狭義にはSbH3,広義にはアンチモンの水素化物全般(たとえば,ジスチバンSb2H4)と,そのHを置換した誘導体(たとえばジクロロス…

ホウ酸塩鉱物 ほうさんえんこうぶつ borate mineral

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(M1+2O)p(B2O3)q(H2O)n(n≧0) の一般式を有する各種ホウ酸の金属塩鉱物の総称。おもなものには,金属のオルトホウ酸 ( H3BO3 または B(OH)3 ) 塩とテ…

スチボフェン stibophen

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ナトリウムアンチモンビス,フアジン fuadinその他の別名がある。 C12H4Na5O16S4Sb・7H2O 。微結晶性。水によく溶けるが,無水エタノールなどの有機…

ボーキサイト ボーキサイト bauxite

化学辞典 第2版
Al2O3・2H2Oに近い化学組成の鉱物.色は白,帯黄,褐色などさまざまであり,産状も結核状,塊状,土状などいろいろである.通常,酸化物のほか,ケイ…

中和熱【ちゅうわねつ】

百科事典マイペディア
酸と塩基を各1当量ずつとって中和させたとき発生する熱量。反応する酸・塩基の種類,濃度,温度などによって異なるが,希薄溶液における強酸と強塩…

ワッケンローダー液 ワッケンローダーエキ Wackenroder's solution

化学辞典 第2版
低温でSO2の濃厚水溶液にH2Sを通すと得られる,コロイド状の硫黄が懸濁した微酸性の水溶液で,硫酸,ジチオン酸,および各種のポリチオン酸が含まれ…

過酸化ジラウロイル カサンカジラウロイル dilauroyl peroxide

化学辞典 第2版
bis(dodecanoyl)peroxide.C11H23CO-O-COC11H23(398.61).過酸化ラウロイルともいう.エーテル溶媒中で塩化ドデカノイル(CH3(CH2)10COCl)に過酸化ナ…

ジアミノスチルベン ジアミノスチルベン diaminostilbene

化学辞典 第2版
C14H14N2(210.27).H2NC6H4CH=CHC6H4NH2.スチルベンのジアミノ誘導体で,アミノ基の位置により種々の異性体がある.いずれもシス-トランス異性体が…

エタン エタン ethane

化学辞典 第2版
C2H6(30.07).CH3CH3.脂肪族飽和炭化水素(アルカン)の一つ.石油系炭化水素の分解,改質により発生するガス,および湿性ガス中に含まれる.製法は,…

ターナー‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【ターナー症候群】

デジタル大辞泉
身体は女性であるが、第二次性徴の発達がみられず、小人症を示す病気。性染色体の異常によるもので、X染色体が1本しかない。米国の内分泌学者ターナ…

ベンゾイン(benzoin)

デジタル大辞泉
C6H5CH(OH)COC6H5の示性式で表される芳香族化合物。無色の柱状結晶。亜鉛を検出する試薬として用いられる。エタノール・アセトンなどに溶けるが、…

配位子【はいいし】

百科事典マイペディア
錯化合物がつくられるとき,中心原子に配位結合するイオンまたは分子の総称。たとえばK4[Fe(CN)6],[Ni(H2O)6]SO4などにおけるCN(-/),H2O(…

臭素化 しゅうそか bromination

日本大百科全書(ニッポニカ)
臭素原子を含む化合物をつくる反応をいう。不飽和結合に臭素原子を付加させる反応と、他の原子あるいは官能基を臭素原子で置換させる反応とがある。…

過酸 かさん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) peracid オキソ酸の中心原子の酸化状態が標準的な酸よりも高いもの。たとえば過塩素酸 HClO4 ,過マンガン酸 HMnO4 などがある。有機化学では …

置換体 チカンタイ substitution product

化学辞典 第2版
置換反応によって生成した物質.有機化合物では,H原子をほかの原子または原子団で置換して得られる化合物を,もとの化合物の置換体という場合が多い…

ファインマンの定理【Feynman theorem】

法則の辞典
ヘルマン‐ファインマンの定理*ともいう.あるパラメータ a に依存するハミルトニアン H(a) があるとき,系の任意の離散的な固有状態,すなわちH(…

スペルミン

栄養・生化学辞典
 C10H26N4 (mw202.34).H2N(CH2)3NH(CH2)4NH(CH2)3NH2.ポリアミンの一つ.DNAポリメラーゼ,RNAポリメラーゼなどの活性化,ヒストンのアセチル化促…

シンプソンの公式【Simpson's formula】

法則の辞典
定積分を求めるための近似公式.シンプソンの法則*,シンプソンの放物線公式*とも呼ばれる.積分対象となる関数(f(x))の曲線をいくつもの区間…

塩基性度 エンキセイド basicity

化学辞典 第2版
酸の1分子中に含まれる水素原子のうち,水溶液で水素イオンとなりうるものの数をいう.中和反応において,相手の塩基を中和する能力の度合を示す.塩…

縮合【しゅくごう】

百科事典マイペディア
同種または異種の2個以上の化合物から水などの簡単な分子がとれて別の化合物を生じる反応。カルボン酸とアルコールからエステルのできる反応はその…

オーランチニジン

栄養・生化学辞典
 C15H11ClO6 (mw322.70).  アントシアニジンの一つ.

ふとった神の死

デジタル大辞泉プラス
英国の作家H・R・F・キーティングのミステリー(1963)。原題《Death of a Fat God》。

黒い果実

デジタル大辞泉プラス
長島三芳の詩集。1951年刊行。1952年、第2回H氏賞受賞。

幻想思考理科室

デジタル大辞泉プラス
森哲弥の詩集。2000年刊行。2001年、第51回H氏賞受賞。

マッチ売りの偽書

デジタル大辞泉プラス
中島悦子の詩集。2008年刊行。2009年、第59回H氏賞受賞。

プロプラノロール

栄養・生化学辞典
 C16H21NO2 (mw259.35).  エピネフリン(アドレナリン)β受容体のアンタゴニスト.

サッカロピン

栄養・生化学辞典
 C11H20N2O6 (mw276.29).  リシン合成の代謝産物.

水素イオン指数

栄養・生化学辞典
 pHともいう.−log[H+].7以下で酸性,7以上でアルカリ性の溶液.

オー‐いちいちいち(O111)

デジタル大辞泉
病原性大腸菌(腸管出血性大腸菌)の一種。強い毒性をもつ。加熱が不十分な食べ物から感染し、はげしい腹痛、下痢、血便がみられ、HUS(溶血性尿毒症…

エンタルピー enthalpy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
熱含量,熱関数ともいう。熱力学的関数の1つ。内部エネルギーを U ,圧力を p ,体積を V とするとエンタルピー H は H=U+pV で定義される。語源は…

チオフェノール thiophenol

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
(1) -SH基を側鎖にもつ芳香族化合物の総称。フェノールと類似の性質をもつが,フェノールより酸性が強い。一般に悪臭をもつ液体。(2) フェニルメル…

硬セッコウ コウセッコウ anhydrite

化学辞典 第2版
鉱物名で硫酸塩鉱物の一種.化学的には硫酸カルシウム無水物のことであり,無水セッコウ,焼殺セッコウ(dead burnt gypsum)ともいう.セッコウ(CaSO4…

ヒドラジン ひどらじん hydrazine

日本大百科全書(ニッポニカ)
窒素と水素の化合物。アンモニアまたは尿素を次亜塩素酸塩で酸化するラーシッヒ法で製造される。  NH3+NaOCl―→NH2Cl+NaOH  NH2Cl+NH3+NaOH …

スピン量子数 スピンりょうしすう spin quantum number

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
G.E.ウーレンベックと S.A.ハウトスミットが,電子のスピンすなわち自転の状態を指定するために導入した量子数。電子の角運動量は ±(1/2)(h/2π) の2…

アミリン アミリン amyrin

化学辞典 第2版
C30H50O(426.72).アミレノール(amyrenol)ともいう.ウルサン骨格をもつ五環式トリテルペンアルコールのα-アミリンと,オレアナン骨格をもつβ-アミリ…

フェオフィチン フェオフィチン pheophytin

化学辞典 第2版
クロロフィルの中心にあるMg原子が脱離したもの.クロロフィルa(C55H72MgN4O5(893.49)),あるいはb(C55H70MgN4O6(907.47))を希酸で処理すると,配位…

バスカ錯体 バスカサクタイ Vaska's complex

化学辞典 第2版
trans-[IrCl(CO){P(C6H5)3}2]の構造をした平面四配位錯体で,通常,P(C6H5)3がほかの第三級ホスフィンに置き換わった同族体も含めてバスカ錯体と総称…

ハエマンサス Haemanthus; African blood lily

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ヒガンバナ科ハエマンサス属の総称。アフリカに約 60種が分布する球根植物。中央脈を欠く幅広の葉が根出するものと,長い葉柄の基部が重なって偽茎を…

酸化的リン酸化 さんかてきりんさんか

日本大百科全書(ニッポニカ)
細胞における呼吸によるATP(アデノシン三リン酸)合成のこと。生物が食物からエネルギーを得る(すなわちATPを合成する)やり方には、2通りある。一…

過マンガン酸塩滴定 カマンガンサンエンテキテイ permanganometry

化学辞典 第2版
酸化還元滴定の一種で,過マンガン酸カリウムの標準溶液を酸化剤として使用する.酸性溶液中では,MnO4- + 8H+ + 5e → Mn2+ + 4H2Oの反応で Fe…

フリーデル-クラフツ触媒 フリーデルクラフツショクバイ Friedel-Crafts catalyst

化学辞典 第2版
アルキル化反応およびアシル化反応などの求電子置換反応(フリーデル-フラフツ反応)に用いられるルイス酸触媒(AlCl3,AlBr3,FeCl3,FeBr3,ZrCl4,Sn…

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