カントル(Georg Cantor) かんとる Georg Cantor (1845―1918)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- ドイツの哲学的数学者。デンマーク系ユダヤ人の子で、ロシア生まれであるが、11歳以降ドイツに移住。ハレ大学教授。デーデキントとともに集合論の創…
有孔虫 (ゆうこうちゅう) foraminifer
- 改訂新版 世界大百科事典
- 肉質虫類に属する原生動物の1目Foraminiferaで,海洋に広く生息しているが,少数ながら淡水生のものもある。大多数は底生生活者であって,ごく一部の…
磁気共鳴 じききょうめい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 磁性をもった原子や分子およびこれらを含む物質に磁界が加えられたとき、単一のエネルギーをもっていたレベルが磁気量子数によって複数のレベルに分…
テストステロン(加齢とホルモン/ホルモン補償療法)
- 内科学 第10版
- (3)テストステロン(testosterone:T) 男性の性腺ホルモンである血中T値は加齢に伴い漸減するが,わが国では遊離T値の低下が確認されている(図…
fault
- 英和 用語・用例辞典
- (名)誤り 過失 過誤 欠陥 瑕疵(かし) きず 欠点 短所 不備 不完全 故障 障害 断層 亀裂 責任 罪 悪事 非行 原因 (テニスの)サーブの仕損じ フォール…
地球科学 ちきゅうかがく earth sciences
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 地球を対象とする複合科学としての自然科学を地球科学という。地質学、鉱物学、古生物学、自然地理学、地球物理学、地球化学がそのおもな分科学であ…
理工系・医学系の研究 りこうけい・いがくけいのけんきゅう
- 大学事典
- [理工系・医学系の語の成立と背景]日本の大学における研究は「学部(日本)」という組織およびその性格(教育・研究分野)と不可分である。とくに…
動因 どういん drive
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 行動を生起させる生理的要求を意味し、個体保存に関する食物・水・睡眠・危害の除去などの要求、種の保存に関する性の要求、などがあげられる。また…
耐震構造 (たいしんこうぞう) earthquakeproof construction
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 建築における耐震構造 耐震建築構造の発達 耐震構造の基本指針 土木における耐震構造地震に耐えて抵抗する構造。抗震というほうが…
三角関数 さんかくかんすう trigonometric function
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 直角三角形の辺の比を表す三角比を拡張したもので、任意の角に対して定義される関数である。 角は1点Oから出る二つの半直線によって定められる図形…
ミオグロビン みおぐろびん myoglobin
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 哺乳(ほにゅう)類の筋肉細胞内に含まれる赤色のヘムタンパク質で、ヘモグロビンの単量体によく似ている。濃い赤身の牛肉1グラム中に15ミリグラム程度…
水産学 すいさんがく fisheries science
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 地球上の水域に広く生息する水産生物を、主として人類の食糧資源として永続的に採捕または増殖・利用するための学理と技術を考究する応用科学。有用…
analysis
- 英和 用語・用例辞典
- (名)分析 解析 アナリシスanalysisの関連語句activity analysis活動分析aggregate economic analysis総体的経済分析 集計的経済分析analysis ability…
解糖 (かいとう) glycolysis
- 改訂新版 世界大百科事典
- グルコースまたはグリコーゲンをピルビン酸に転換させる生体反応系のことで,すべて嫌気条件下で進行するが,好気性生物においては,生成したピルビ…
タバコ関連疾患(生活・社会・環境要因)
- 内科学 第10版
- 定義・概念 喫煙と受動喫煙により発症リスクが上昇し,病状の進行が促進される,癌,動脈硬化による心血管系疾患,慢性閉塞性肺疾患(COPD),糖尿…
デカルト René Descartes 生没年:1596-1650
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 生涯 方法 形而上学 自然学 人間論と道徳フランスの哲学者,科学者。ラテン名はレナトゥス・カルテシウスRenatus Cartesiusで,…
分子生物学 (ぶんしせいぶつがく) molecular biology
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 分子生物学の歴史 今後の課題広義には,生命現象全般またはその一部を分子レベルで理解しようとする学問。狭義には,遺伝情報の発現機構…
遺伝子の検査
- 四訂版 病院で受ける検査がわかる本
- 遺伝、遺伝子とは 遺伝とは、生物が次世代へとその形質を伝えることで、身体をつくるのに必要な情報をもつ遺伝物質を伝えます。遺伝情報を伝える基…
岩石学 がんせきがく petrology
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 自然の物質としての岩石の性質を研究し、その生成条件の物理化学的側面を探究する科学。岩石は地殻や上部マントルを構成する物質であって、それは地…
がん登録 がんとうろく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- がんの診断・治療・経過などについて情報を集め、保管・整理・解析することで、国内のがんの状況を把握・分析する全国的な仕組み。がんの患者数や罹…
文字読取装置 (もじよみとりそうち) character reader
- 改訂新版 世界大百科事典
- 文字を読み取る装置。光学的に文字を読み取るものと,磁気インキを利用したものがある。前者の光学的文字読取装置は,optical character readerを略…
脈拍/脈搏 (みゃくはく) pulse
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 脈拍数 脈拍の異常単に脈ともいう。心臓の拍動によって大動脈起始部に生じた内圧変動による波動が動脈血管壁を伝わったもの。心臓が収縮…
最小作用の原理 (さいしょうさようのげんり) principle of least action
- 改訂新版 世界大百科事典
- 質点はその作用積分が各時刻において最小となるような軌道を描くという力学原理。解析力学の枠組みにおけるもっとも一般的な形に述べられる運動法則…
システム工学 (システムこうがく) systems engineering
- 改訂新版 世界大百科事典
- 略称SE。人工システムの計画,設計,製作,運用を合理的に行うための考え方,手順,方法の体系をいう。システム工学が対象とするシステムは,組織化…
心臓の発生と先天性心疾患(先天性心疾患)
- 内科学 第10版
- 心臓の発生 発生初期に前方側方中胚葉の予定心臓領域が正中線上で融合し,直線上の心筒(原始心筒)が形成される.さらに直線上の心筒は右側前方に…
超高層建築 (ちょうこうそうけんちく) highrise building tall building
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 超高層建築の沿革 高層建築の誕生 スカイスクレーパーの時代 国際様式の時代 現代超高層建築の成熟期 ポスト・モダニズム 日…
総合防除 (そうごうぼうじょ) integrated control
- 改訂新版 世界大百科事典
- 害虫防除において,いろいろな防除手段を有機的に組み合わせ,生態系と調和を図りながら,害虫による被害を,ある経済水準以下に維持すること。害虫…
植物病理学 (しょくぶつびょうりがく) plant pathology phytopathology
- 改訂新版 世界大百科事典
- 植物の病気を対象にし,病気の原因,発病の生態,機序,あるいはその防除を取り扱う学問。いっぽうでは植物の病気に関する総合的な学問を植物病学と…
水色 (すいしょく)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 海,河川,湖沼などの色をいう。これらの色は,水中に入射した太陽光が水分子,溶存物質,懸濁物質によって選択吸収と散乱の効果を受け,ふたたび水…
屈性 (くっせい) tropism
- 改訂新版 世界大百科事典
- 植物の器官が外部刺激に呼応して一定の方向に屈曲運動する性質で,環境への適応現象の一つである。刺激方向への屈曲を正の屈性,刺激源から遠ざかろ…
生活習慣病、体質 せいかつしゅうかんびょう、たいしつ Lifestyle-related disease, constitution (遺伝的要因による疾患)
- 六訂版 家庭医学大全科
- 生活習慣病とは 厚生労働省によると生活習慣病は、「食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が、その発症・進行に関与する疾患群」と定義…
カプセル内視鏡検査
- 四訂版 病院で受ける検査がわかる本
- 内視鏡入りカプセルを飲み、食道・小腸・大腸を撮影する検査です。検査時間は約8時間、カプセルが小腸に入れば、普通の生活ができます。小腸の病気の…
腎血流シンチグラフィ検査
- 四訂版 病院で受ける検査がわかる本
- シンチカメラで腎臓の変化を調べる検査で、腎核医学検査ともいわれています。術着は不要ですが、金属類は外します。検査後の注意は特にありません。…
筋電図検査
- 四訂版 病院で受ける検査がわかる本
- 顔や上肢、下肢の筋肉の異常が筋肉自体の異常か、神経に由来するのかを調べる検査で、細い針を筋肉に刺して行う針電極法が一般的です。筋肉の活動性…
砂岩 さがん sandstone
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 堆積(たいせき)岩のうち砕屑岩(さいせつがん)の一種で、砂粒が集積し固まった岩石。ここで砂粒というのは、粒径が0.06~2ミリメートルのものをいい、…
筋電計 きんでんけい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 筋肉の収縮とともに発生する活動電位を波形として観測、記録する装置。一般的には、骨格筋の活動電位の描写を目的とする装置を意味するが、平滑筋の…
カオス理論 かおすりろん chaos theory
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- まったくでたらめに描かれた乱雑な軌跡でもなく、そうかといって規則的に循環するような周期的な軌跡でもなく、いずれにも類別できない中間的な軌跡…
ブルセラ症
- 知恵蔵
- ブルセラ属菌による、人獣共通の感染症。ウシ、ブタ、ヤギ、イヌ、ヒツジの感染症だが、その細菌がヒトにも感染して発症する。感染した動物やその分…
遺伝病 いでんびょう hereditary disease
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 特別な遺伝子によって支配される形態的な異常や先天的な疾患、あるいは生体の構成成分の分子構造の異常などを総称して遺伝病という。生物のほとんど…
くりこみ理論 (くりこみりろん) renormalization theory
- 改訂新版 世界大百科事典
- 場の量子論で,例えば電荷や電子の質量を求める場合,高次の補正を行うとその値が無限大となってしまう。これを発散の困難divergence difficultyとい…
セラミック・ターボチャジャー
- 日本の自動車技術240選
- レシプロエンジンの有力な代替機関としてガスタービンが研究開発されてきた。特に熱効率向上の観点からタービン入り口温度の高温化が必要で,耐熱材…
テーラー級数 (テーラーきゅうすう) Taylor series
- 改訂新版 世界大百科事典
- 実変数xの関数f(x)がx=aにおいて何回でも微分可能なとき,級数,をf(x)のaを中心とするテーラー級数という。テーラー級数が収束するxの範囲,お…
星食 (せいしょく) occultation
- 改訂新版 世界大百科事典
- 掩蔽(えんぺい)ともいう。月や惑星が恒星,惑星,衛星を隠す現象。とくに月による星食は古くから観測されてきた。月は天球上を1日に13度の速度で西…
ガス吸収 (ガスきゅうしゅう) gas absorption
- 改訂新版 世界大百科事典
- ガス分子がそれと接する液相または固相の内部に界面を越えて移動する現象をいう。気体が固体内に吸収される現象を吸蔵ということもある。また,相界…
骨髄移植と末梢血幹細胞移植の選択(造血幹細胞移植術)
- 内科学 第10版
- 自家移植では骨髄移植(BMT)よりも末梢血幹細胞移植(PBSCT)が優先して行われる.血縁者間移植では移植に用いる幹細胞として末梢血幹細胞と骨髄…
地震予知連絡会 じしんよちれんらくかい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 1965年(昭和40)~1967年の松代(まつしろ)群発地震や1968年の十勝沖(とかちおき)地震を契機として、翌1969年4月、地震予知の実用化を求める社会の要…
線形代数学 (せんけいだいすうがく) linear algebra
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 歴史 双線形写像 定理線形はlinearの訳語で線型とも書く。直線の方程式が一次式であることから,一次式に関連するものにlinearという…
X線分析 えっくすせんぶんせき X-ray analysis
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- X線を利用した分析法の総称で、主として、蛍光X線の発生、X線の吸収・散乱などの諸現象が利用されている。蛍光X線分析試料にX線を照射した際に、試料…
フーリエ級数 ふーりえきゅうすう Fourier series
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 区間[0,2π]で定義された周期2πの周期関数f(x)に対し、として、級数を考え、これを関数f(x)のフーリエ級数という。これはJ・フーリエが1810年代に熱…
分子進化学 ぶんししんかがく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 生物の進化の現象をデオキシリボ核酸(DNA)やタンパク質といった情報分子のレベルで解明しようとする学問分野。おもに分子生物学の誕生以後に発達し…