しょう‐だい(セウ‥)【小大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 小さいことと大きいこと。大きいものと小さいもの。大小。[初出の実例]「小大知二全節一、何時奏二聖君一」(出典:菅家文草(900頃)五・…
おうお(おふを)【大魚】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おほうを」の変化した語 ) 大きな魚。→大魚(おうお)よし。[初出の実例]「大魚(おふを)のきだ衝き別けて、はたすすき穂振り別けて、三…
おお‐あくび(おほ‥)【大欠伸】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 口を大きくあけてする、無遠慮なあくび。[初出の実例]「さてさて前廉(かど)の斟酌とちがうて、念者も大あくびぢゃ」(出典:咄本・昨日は…
おお‐あした(おほ‥)【大旦】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「がんたん(元旦)」の異称。《 季語・新年 》[初出の実例]「大旦むかし吹にし松の風」(出典:俳諧・鬼貫句選(1769)上)
おお‐あばた(おほ‥)【大痘痕】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 あばたが多くあること。また、その人。おおじゃも。[初出の実例]「大あばたさるにもほねがおれるなり」(出典:雑俳・柳多留‐一〇(1775))
おお‐あゆみ(おほ‥)【大歩】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 歌舞伎劇場で、本花道と仮花道とを横につなぐ狭い板敷の通路。平土間と追い込みを分け、観客や劇場員の往来、役者の演技の場所として使用…
おお‐あり(おほ‥)【大有】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 形容動詞ナリ活用 〙 非常に多くあるさま。また、「ある」ということを強めていう。いうまでもなく、あること。[初出の実例]「ヱヱナ、ササ、それ…
おお‐い(おほゐ)【大藺・莞】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「ふとい(太藺)」の古名。《 季語・夏 》 〔十巻本和名抄(934頃)〕
おおいしだ(おほいしだ)【大石田】
- 精選版 日本国語大辞典
- 山形県北東部、最上川中流域にある地名。江戸時代、最上川最大の船着場で、幕府の川船役所も置かれた。[初出の実例]「最上川のらんと、大石田と云所…
おお‐いたどり(おほ‥)【大虎杖】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 タデ科の多年草。北海道、本州中・北部の山野に生える。茎は中空で高さ一~三メートル、葉は長さ三〇センチメートルにもなる卵形で、裏面…
おお‐いなご(おほ‥)【大稲子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 昆虫「とのさまばった(殿様飛蝗)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
おおいり‐ば(おほいり‥)【大入場】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 劇場で安い入場料で多くの客を詰め込んだ見物席。大入。追い込み場。追い込み。[初出の実例]「『喧ましい、すべた奴!』と正面下の大入場…
おお‐うなぎ(おほ‥)【大鰻】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ウナギ科の淡水魚。体はウナギ型で、全長約二メートルに達する。黄褐色の地に黒褐色の雲形斑紋がある。カニ、エビ、小魚などを食べるので…
おお‐うりだし(おほ‥)【大売出】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 期間を限り、格安品または処分品などを大量に売ること。[初出の実例]「年末大売出(オホウリダ)しの紙ビラや立看板や」(出典:半七捕物帳…
おお‐おとし(おほ‥)【大落】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 浄瑠璃で泣き崩れる場面など、一段の最高潮に達し、また、興奮を与えるとき用いられる一番長い曲節。主音を繰り返し強調する。[初出の実…
おお‐おろし(おほ‥)【大おろし】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 浄瑠璃の曲節の一つ。大序に用いるおろしのことで、長い旋律でゆっくりと荘重に納める。② 太鼓の打ち方の一種。初め大きく、次第に小刻…
おお‐がえし(おほがへし)【大返】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 退却する途中で全軍が引き返して敵軍に反撃すること。そうがえし。[初出の実例]「最前偽て引退たる相馬勢、大返に取てかへし、貝鐘をなら…
おお‐かざし(おほ‥)【大翳】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸時代、御所の女性が用いた衵扇(あこめおうぎ)。大きく開いてかざしたところからいう。檜扇の別称。
おおが‐の‐まつり(おほが‥)【大神祭】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 奈良県桜井市三輪町の三輪の社で陰暦四月上の卯の日に行なわれた祭礼。岩の上に茅(ち)の輪を三つのせておいて、それをまつる習いがあった…
おお‐がら(おほ‥)【大辛】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおから」とも )① 七色唐辛子のうち、最も味がからいもの。[初出の実例]「七色蕃椒(とうがらし)の大辛(オホガラ)といふのを詰かへて…
おお‐きど(おほ‥)【大木戸・大城門】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 〘 名詞 〙① 大きな城門。大門。表門。[初出の実例]「於朋耆妬(オホキド)より うかがひて 殺さむと すらくを知らに」(出典:日本書紀(720)崇…
おお‐きりしま(おほ‥)【大霧島】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「とうつつじ(唐躑躅)」の異名。
おお‐げば(おほ‥)【大下馬】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 城や社寺の入り口に、下馬のしるしに置いた大きな木、または石。[初出の実例]「大下馬のだうぐどめ、四尺四めんの立石、ゑいやっと引き…
おお‐ごうし(おほガウシ)【大格子】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 大きな角材を縦横に間をすかして組んだもの。また、そのすかした間の枡形の大きいもの。[初出の実例]「(田村邸仮牢の場)本舞台三間前…
おお‐ざけ(おほ‥)【大酒】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 多量の酒。[初出の実例]「去程に某がおんなどもが、大ざけをたべて、酔狂をいたし」(出典:虎明本狂言・因幡堂(室町末‐近世初))② ( ━…
おお‐しゅっちょう(おほシュッチャウ)【大出張】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 印刷所で、使用頻度の高い活字約一四〇字を収めた文選用の活字ケース。
おお‐すぎはら(おほ‥)【大杉原】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 播磨国(兵庫県)杉原村から産出した和紙。杉原紙の大型のもの。[初出の実例]「大椙原(おほスギハラ)一束を銀壱匁八分の書賃(かきちん)」…
げんすん‐だい【原寸大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 模型や図面、写真、型紙などの寸法が、その実物と同じ大きさであること。
こう‐だい【鴻大・洪大】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 非常に大きいこと。また、そのさま。巨大。[初出の実例]「六脉洪大に、舌まきこがれ黒く、鼻すすけ、身面赤く」(出典:全九集(…
おお‐ぜっき(おほ‥)【大節季】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 年の暮。年末。大晦日(おおみそか)。《 季語・冬 》[初出の実例]「大節季喧嘩まなこはすかぬ人〈西花〉」(出典:俳諧・西鶴五百韻(1679…
おお‐それ(おほ‥)【大外】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒や女遊びにふけってひどく身をもちくずしている者。ひどい道楽者。大放蕩者。
おお‐だいかん(おほダイクヮン)【大代官】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 武家の職名の一つ。もと警察、裁判をとりあつかう非違(ひい)、検断が主な仕事であったが、のちには年貢、収納、公事など一般行政も兼ねた…
おお‐だち(おほ‥)【大太刀】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 古くは「おおたち」 )① 大きな太刀。[初出の実例]「飫裒陀(オホタチ)を垂れ佩(は)き立ちて、抜かずとも 末はたしても 会(あ)はむとぞ思…
おお‐たで(おほ‥)【大蓼】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「おおけたで(大毛蓼)」の異名。〔字鏡集(1245)〕
おお‐だら(おほ‥)【大&JISEB97;】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「はりぎり(針桐)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
おお‐ちゃ(おほ‥)【大茶】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 たくさんの茶。また、多量にたてた茶。[初出の実例]「順茶事。宮御方御頭有一献。大茶責合有其興」(出典:看聞御記‐永享七年(1435)七月…
おお‐つげ(おほ‥)【大黄楊】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「いぬつげ(犬黄楊)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
おお‐てあわせ(おほてあはせ)【大手合】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 囲碁、将棋などで高段者同士の勝負。② 多額の売買契約を結ぶこと。[初出の実例]「新糸以来未曾有の大手合」(出典:東京日日新聞‐明治二…
おお‐どころ(おほ‥)【大野老】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「おにどころ(鬼野老)」の異名。
おお‐どしより(おほ‥)【大年寄】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 豊臣氏の五大老、および江戸幕府の大老の別称。また、江戸幕府大奥の最上位の女中。⇔小年寄。[初出の実例]「大年寄 家康公 加賀大納言利…
おお‐どろ(おほ‥)【大どろ】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「おおどろどろ」の略。⇔うすどろ。[初出の実例]「先板の術ゆづりに、大ドロでかきけされ、さまでの評のないのはざんねん」(出典:評判記…
おお‐にれ(おほ‥)【大楡】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 植物「はるにれ(春楡)」の異名。
おお‐のみ(おほ‥)【大飲】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 酒をたくさん飲むこと。また、その人。大酒飲み。酒豪。[初出の実例]「はや大のみをして大よいをしつれば、いぎを失いとりみだいて」(出…
おお‐ばくち(おほ‥)【大博打】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ばくちの大規模のもの。転じて、失敗の度合の大きい危険なことや、運命を決定するような重大なことをすること。[初出の実例]「さやうなる…
おお‐はまり(おほ‥)【大填】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「おおばまり」とも ) すっかり計略にかかること。また、油断して大失敗すること。[初出の実例]「是はそさうや大はまり、あらはづかし…
おおはらの(おほはらの)【大原野】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 一 ] 「おおはらのじんじゃ(大原野神社)」の略。[初出の実例]「二条のきさきの、まだ東宮の御息所と申しける時に、おほはらのにまうでたまひける…
おおばん‐ぐみ(おほバン‥)【大番組】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 江戸城および江戸市中の警備にあたり、毎年二組ずつ順次交替して二条、大坂の両城に在番した。天正年間(一五七三‐九二)にはすでに設置…
おお‐パンダ(おほ‥)【大パンダ】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( パンダは[英語] panda で、ネパール語の「笹を食うもの」の意に由来 ) =ジャイアントパンダ
おお‐びゃくえ(おほ‥)【大白衣】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 肌着の白の小袖、または帷子(かたびら)。[初出の実例]「大白衣(オホビャクエ)にてはうはう仁和寺殿へまゐり」(出典:平治物語(1220頃か…
おお‐ぶき(おほ‥)【大&JISEE88;】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 着物の、ふきの厚いもの。着物の裾や袖口の裏地を折り返して表地に縫いつけ、縁のようにしたもので、その折り返しの大きなもの。嫁入り衣…