「アッバース朝の滅亡」の検索結果

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トゥグリル・ベク Ṭughril Bek 生没年:990-1063

改訂新版 世界大百科事典
セルジューク朝の初代スルタン。在位1038-63年。トゥグリルとは,トルコ語で〈鷹〉の意。始祖セルジュークの孫にあたる。兄弟のチャグリー・ベク,叔…

ムラービト朝 むらーびとちょう al-Murābi

日本大百科全書(ニッポニカ)
西サハラのベルベル系遊牧民サンハージャ人の建てた王朝(1056~1147)。スペイン語でアルモラビデAlmorávideという。11世紀の初め、サンハージャ人…

サッファール朝 さっふぁーるちょう affār

日本大百科全書(ニッポニカ)
イラン南東部のシースターン地方を中心にしたイラン系王朝(867ころ~1495ころ)。銅細工師(サッファール)出身のヤークーブ・ブン・ライスが創設したの…

マムルーク mamlūk

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
奴隷を意味するアラビア語。複数は mamālīk。一般には,奴隷として購入され,のち解放された軍人エリートの意味に用いられる。マムルークとして購入…

マフディー mahdī

山川 世界史小辞典 改訂新版
アラビア語で「神により正しく導かれた者」または「終末に正義を復活させるメシア」を意味する。アブラハム,ムハンマド,4人の正統カリフなどがマフ…

アジーズ al-`Azīz 生没年:955-996

改訂新版 世界大百科事典
ファーティマ朝第5代カリフ。在位975-996年。父ムイッズを継いでカリフとなる。彼の治世はファーティマ朝の版図が最大となり,エジプトがもっとも繁…

バグダッド

百科事典マイペディア
イラクの首都。バグダードとも。同国中央部,ティグリス川にまたがり,政治,経済,文化の中心。商業,金融の中心はティグリス川左岸のラシード通り…

ジャーヒズ al-Jāḥiẓ, Abū `Uthmān `Amr ibn Baḥr al-Kinānī

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]776頃.バスラ[没]868/869. バスラアラブの文学者,思想家。アッバース朝のカリフ,マームーン以後のバグダードやサーマッラーで長年暮らした。ア…

サフィー・アッディーン Ṣafī al-Dīn 生没年:?-1294

改訂新版 世界大百科事典
中世西アジアの音楽理論家。アッバース朝最後のカリフ,ムスターシムの宮廷で楽師,書家として活躍したが,1258年バグダード陥落の際,彼の優れた才…

ル・ストレンジ Le Strange, Guy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1854.7.24. ハンスタントン[没]1933.12.24. ケンブリッジイギリスの東洋学者。パリでアラビア語,ペルシア語を学び,1877~80年にイランを旅行。…

ジャウフ Al-Jawf

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イエメン北東部のオアシス地帯。ルブアルハーリー砂漠の西南端に位置し,イエメン高原に源を発する涸れ川 (ワディ) ジャウフがこの地方を流れている…

クーファ al-Kūfa

改訂新版 世界大百科事典
イラク共和国のカルバラー州にある古都。人口3万。アラビア語で〈円い砂丘〉を意味するが,正しくはナバタイ語で〈赤い砂〉の意。バスラに次ぐイスラ…

イブン・ホルダードベ Ibn Khurdādbih, Abū al-Qāsim `Ubayd-Allāh ibn `Abd-Allāh

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]820/825[没]911頃アッバース朝に仕えたイラン人地理学者。タバリスタンの知事の家に生れ,バグダードで文学と芸術を学ぶ。ジバール,バグダード…

チュービー‐ばし【チュービー橋】

デジタル大辞泉
《Pol-e Chubī》イラン中部の都市イスファハーンを流れるザーヤンデ川に架かる石造橋。長さ約150メートル、幅4メートル。17世紀半ば、サファビー朝ア…

ホルムズ Hormuz

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イラン,ペルシア湾口の海港。旧ホルムズは北東岸の入江の奥,現在のミナーブ付近にあった。前 325年ネアルコスの率いるアレクサンドロス3世 (大王)…

アブー・ヌワース あぶーぬわーす Abū Nuwās (762ころ―810ころ)

日本大百科全書(ニッポニカ)
アラブの詩人。酒を歌った詩人としてはアラブ随一で、広くアジア、アフリカ諸国の民衆の間にも愛唱されている。ペルシアのアル・アフワーズに、アラ…

オマーン湾【オマーンわん】

百科事典マイペディア
アラビア海北西の湾で,東西約550km,最大幅約300km。北西はホルムズ海峡でペルシア湾につづく。主要港はイラン側にバンダル・アッバース,ジャース…

ターヒル朝 ターヒルちょう Ṭāhirids; Ṭāhiriyān; Ṭāhirīyah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イランのホラーサーン地方を支配した王朝 (821~872) 。アッバース朝に仕えていたイラン系軍人ターヒルは,第7代カリフ,マームーンの将としてその即…

ジャフム派 ジャフムは Jahmīyah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ウマイヤ朝時代,イスラム神学思想の発生期に大きな役割を果した思想家ジャフム・イブン・サフワーンによって打立てられた神学派の名称。ジャフム・…

フワーリズミー al-Khwārizmī, Muḥammad ibn Mūsā

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]780頃.バグダード[没]850頃.アラビアの数学者,天文学者。その生涯について詳しいことはわかっていない。アッバース朝のカリフ,マームーンの宮…

イバード派 イバードは `Ibāḍ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イスラムの異端,ハワーリジ派の穏健な一分派。同派は 684年頃,イラクのバスラで,同派の開祖であるイブン・イバードが,ハワーリジ派内の過激派で…

ハマダーン Hamadān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イラン中央西部,ハマダーン州の州都。テヘランの南西約 280km,アルバンド山麓,標高 1877mに位置する。古代から開けたところで,アッシリア時代に…

イブン・フルダーズベ Ibn Khurdādhbeh 生没年:820ころ-912ころ

改訂新版 世界大百科事典
イラン系の著名な地誌著述家。バグダードに育ち,イランのジバールを振出しにバグダード,サーマッラーの駅逓長官を務め,アッバース朝カリフ,ムー…

シャウキー Schwq-i

20世紀西洋人名事典
1868 - 1932 エジプトの詩人。 カイロ生まれ。 アラブ、クルド、トルコ、ギリシャの血をひく。ムハンマド・アリー朝のヘディーウ、タウフィークに…

ブハラ・ハーン国【ブハラハーンこく】

百科事典マイペディア
西トルキスタンのブハラを都としてウズベク族が建てたスンナ派イスラム国家(1500年―1868年存続)。ティムール朝の衰退に乗じ1500年ウズベク族のシャ…

イスファハーン(Eşfahān)

デジタル大辞泉
イラン中部、イスファハーン州の都市。同州の州都。前6世紀、アケメネス朝ペルシア帝国のころ建設。16世紀末、サファビー朝アッバース1世により首都…

ムータシム al-Mu`tasim

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]794[没]842アッバース朝第8代のカリフ (在位 833~842) 。第5代カリフ,ハールーン・アッラシードの息子で,第7代カリフ,マームーンの弟。 4000…

アダナ あだな Adana

日本大百科全書(ニッポニカ)
トルコの小アジア半島南東部にある都市。アダナ県の県都。セイハン川、ジェイハン川のつくった肥沃(ひよく)な三角州、チュクルオバ平原に位置する。…

ムイッズ・アッダウラ Mu`izz al-Dawla 生没年:?-967

改訂新版 世界大百科事典
ブワイフ朝のイラク,ケルマーンを支配した最初の君主(在位,イラク945-967,ケルマーン936-949)。同朝を創設したダイラム人の3兄弟の末弟にあたる…

カピチュレーション

百科事典マイペディア
一般に自国内の外国人に与える外交上の法的特権。多く複数形capitulationsで用いる。元来は非キリスト教国(特にイスラム教国)が自国内のキリスト教…

フラグ(旭烈兀) フラグ Hūlāgū; Hülegü

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]1217頃[没]1265.2.8.イランのモンゴル王朝,イル・ハン国の創始者 (在位 1256~65) 。チンギス・ハンの孫。 1253年,兄のモンケ・ハンよりイラン…

ヒッラ al-Hillah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イラク中央部,バービル県の県都。バグダードの南約 100m,ユーフラテスの分流ヒッラ川に面する。沖積低地にあり,砂漠気候。付近にはバビロン,ボル…

ジール朝 ジールちょう Zīr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ベルベル族が北アフリカに建てたイスラム王朝 (972~1148) 。ザイリー朝とも呼ばれる。首都はカイラワーン。サンハージャ・ベルベル族のユースフ・ブ…

カダル派 カダルは Qadarīyah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
初期イスラム神学のなかの一学派の名称。ウマイヤ朝末期,首都ダマスカスを中心に展開された思想運動で,人間の意志,行動はすべて神によって決定さ…

サーマーン朝 さーまーんちょう Sāmān

日本大百科全書(ニッポニカ)
マーワラー・アンナフル、ホラサーンを支配したイラン系王朝(875~999)。バルフ地方の一地主サーマーン・ホダーをその始祖とする。孫のヌーフら一…

アッバース・ヒルミー2世

367日誕生日大事典
生年月日:1874年7月16日エジプトのムハンマド・アリー王朝第7代王(在位1892〜1914)1914年没

トグルル・ベグ Tughril Beg; Toghrïl Bag

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]990頃[没]1063イラン,セルジューク朝の創始者 (在位 1037~63) 。シルダリア下流域に移住したオグズ族の族長セルジュークの孫。 1016年頃兄弟の…

バリード barīd

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イスラム国家の駅逓・通信制度。最初はビザンチン帝国およびササン朝ペルシア帝国の駅逓制度の模倣であったが,ウマイヤ朝のカリフ,アブドゥル・マ…

イブン・ルスタ Ibn Rusta

改訂新版 世界大百科事典
10世紀前半に活躍したイスファハーン生れのイスラム教徒で地誌著述家。生没年不詳。903年ヒジャーズにいたという記録がある。著書にアラビア語で書か…

ファルガーニー al-Farghānī 生没年:?-861以後

改訂新版 世界大百科事典
アラブの天文学者。ラテン名はアルフラガヌスAlfraganus。中央アジアのフェルガナ出身で,アッバース朝カリフのマームーンやムタワッキルに仕え,バ…

ダーイー dā‘ī

山川 世界史小辞典 改訂新版
「人を正しき道へと誘う者」が原義で,イスラームにおける宣教者を意味する。この称号は初期のムータジラ派やホラーサーンのアッバース家運動でも用…

ヘレニズム(Hellenism)

デジタル大辞泉
《ギリシャ風の意》1 古代ギリシャの文化・思想。人間中心的な合理的精神を基盤とし、ヘブライズムとともに西洋文明の二大源流となった。2 東方文…

マームーン al-Ma'mūn

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
[生]786. バグダード[没]833.8. タルススアッバース朝第7代のカリフ (在位 813~833) 。父は第5代カリフ,ハールーン・アッラシード (在位 786~809)…

ムータジラ派 ムータジラは al-Mu`tazilah

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イスラムの神学派の名称。始祖はワーシル・イブン・アター (748没) 。ムータジラという名称は,対立するハワーリジ派とムルジア派に対して中立の立場…

ジンディーク zindīq

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イスラムの異端者,自由思想家をさす言葉。ゾロアスター教の異端者をさすペルシア語 zandīkからの借用語。ジンディークのかどで最初に処刑されたのは…

サッファール朝 (サッファールちょう) Ṣaffār

改訂新版 世界大百科事典
イラン南東部のシースターン地方を中心にしたイラン系王朝。867-1495年ころ。銅細工師(サッファール)出身のヤークーブ・ブン・ライスYa`qūb b.Layt…

フワーリズミー al-Khwārizmī 生没年:780ころ-850ころ

改訂新版 世界大百科事典
アラビア代数学の出発点をつくった数学者で,また天文学者,地理学者。アラル海の南ホラズムの出身で,アッバース朝のカリフ,マームーン治下のバグ…

アンバール〔県〕 アンバール al-Anbār

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
イラク西部の県。県都はラマーディ。チグリス川とユーフラテス川の分水界から,シリアとヨルダン,サウジアラビアとの国境まで広がり,広大なシリア…

ナジャフ なじゃふ Najaf

日本大百科全書(ニッポニカ)
イラク中央部の宗教都市。ナジャフ州の州都。正式にはアン・ナジャフAn-Najafという。アル・ナジャフ、メシェッド・アリMeshed Aliともいう。バグダ…

イスファハーン Isfahan

旺文社世界史事典 三訂版
イラン中央部にある都市。イスパハン(Ispahan)ともいうアケメネス朝以来の伝統をもち,現在テヘラン,タブリーズにつぐ第3の都会。10世紀ごろから…

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