舌を振るう(読み)シタヲフルウ

デジタル大辞泉 「舌を振るう」の意味・読み・例文・類語

したる・う

盛んにしゃべる。雄弁を振るう。「壇上で―・って力説する」
舌を振る」に同じ。
「この為体ていたらくに―・ひ、慌しく船を返して」〈読・弓張月・後〉
[類語]言い募る言いまくるまくし立てる言い尽くす言い立てる述べ立てる口がほぐれる舌が回る口角泡を飛ばす舌端火を吐く激語口賢い口上手口達者口巧者口八丁口八丁手八丁話し上手口器用口調法口利口流暢快弁達弁雄弁能弁立て板に水滔滔とうとう喋喋ぺらぺらべらべら弁が立つ口がうまい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「舌を振るう」の意味・読み・例文・類語

した【舌】 を=振(ふ)るう[=ふるわす・ふるわかす]

① 弁論する。雄弁をふるう。
※白石先生手簡(1725頃)二「某事を承、舌をふるひていやがられ候事にて」
太平記(14C後)二一「是等は皆医王山王の冥見に懸られし故にてぞあるらんと、見聞の人舌(シタ)を弾(フルハ)して、懼れ思はぬ者は無りけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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