口利口(読み)クチリコウ

デジタル大辞泉 「口利口」の意味・読み・例文・類語

くち‐りこう【口利口】

[名・形動ナリ]口先がうまいこと。また、そのさま。口じょうず。口巧者くちごうしゃ
「―に云ひ廻したとて」〈浄・合邦辻
[類語]口賢い口上手口達者口巧者口八丁口八丁手八丁話し上手口器用口調法流暢快弁達弁雄弁能弁立て板に水舌を振るう言い募る言いまくるまくし立てる言い尽くす言い立てる述べ立てる口がほぐれる舌が回る口角泡を飛ばす舌端火を吐く激語滔滔とうとう喋喋ぺらぺらべらべら弁が立つ口がうまい

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精選版 日本国語大辞典 「口利口」の意味・読み・例文・類語

くち‐りこう【口利口・口利巧カウ】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 口達者に物をしゃべること。また、そのさま。口上手。口巧者(くちごうしゃ)口利根(くちりこん)
    1. [初出の実例]「今時の学者は、口利口のためにして」(出典:板倉重矩遺書(1673頃))

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