デジタル大辞泉 「口角泡を飛ばす」の意味・読み・例文・類語 口角こうかく泡あわを飛とば・す 興奮して口からつばきを飛ばす。激しく議論するさまにいう。[類語]言い募る・言いまくる・まくし立てる・言い尽くす・言い立てる・述べ立てる・口がほぐれる・舌が回る・舌を振るう・舌端火を吐く・激語・流暢・快弁・達弁・雄弁・能弁・立て板に水・舌を振るう・滔滔とうとう・喋喋・ぺらぺら・べらべら・弁が立つ・口賢い・口上手・口達者・口巧者・口八丁・口八丁手八丁・話し上手・口器用・口調法・口利口・口がうまい・丁丁発止・侃侃諤諤・囂囂・喧喧囂囂・喧喧諤諤・舌戦・議論・口論・論議・論戦・論争・争論・激論・談論風発・甲論乙駁 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「口角泡を飛ばす」の意味・読み・例文・類語 こうかく【口角】 泡(あわ)を飛(と)ばす 口からつばきを飛ばさんばかりに、勢いはげしく議論したりするさまにいう。[初出の実例]「口角沫を飛ばし、扼腕撃節(やくわんげきせつ)して論ずるに当っては」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
故事成語を知る辞典 「口角泡を飛ばす」の解説 口角泡を飛ばす 激しく議論をするようす。 [使用例] 端末をもちこんで、データをひっぱり出しては口角泡をとばして議論している作業員に占領され、まるで臨時会議室のように雑然としていた[小松左京*さよならジュピター|1983] [由来] 九世紀の中国、唐王朝の時代の詩人、李り商しょう隠いんの詩の一節から。先輩の文人、韓かん愈ゆの文章について、「一万回も書き写して一万回も音読し、『口角より沫あわを流し(口の端からつばきを流し)』、右手にはたこができるくらいに愛読したい」とうたっています。この詩では一人で音読することですが、日本では、複数の人間が激しく議論する場合に使われるようになりました。 出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報