べらべら(読み)ベラベラ

デジタル大辞泉 「べらべら」の意味・読み・例文・類語

べら‐べら

[副](スル)
立て続けに勢いよくしゃべるさま。「べらべら(と)まくしたてる」
布などが薄くて張りのないさま。「べらべら(と)した安物生地
悠長なさま。
「此半兵衛は蔵に―何していやる」〈浄・宵庚申
[形動]2に同じ。「べらべらカーテン
アクセントラベラ、はベラベラ
[類語]口賢い口上手口達者口巧者口八丁口八丁手八丁話し上手口器用口調法口利口口がうまい流暢快弁達弁雄弁能弁立て板に水舌を振るう言い募る言いまくるまくし立てる言い尽くす言い立てる述べ立てる口がほぐれる舌が回る口角泡を飛ばす舌端火を吐く激語滔滔とうとう喋喋ぺらぺら弁が立つ

ベラ‐ベラ(Bela-Bela)

南アフリカ共和国北東部、リンポポ州の町。旧称ウオームバス。同国屈指の温泉保養地として知られ、摂氏約50度、毎時2万2000リットルもの湧出量を誇る。

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精選版 日本国語大辞典 「べらべら」の意味・読み・例文・類語

べら‐べら

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. 炎をあげてよく燃えるさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「べらべら、へらへら、めらめらは皆等しかるべし。火などの付て焼侍る音なるべし」(出典:かた言(1650)五)
    2. とどまるところなくよくしゃべるさまを表わす語。ぺらぺら。
      1. [初出の実例]「べらべらいふて日をくらしけり」(出典:雑俳・うしろひも(1737))
    3. とりとめもなく悠長なさまを表わす語。
      1. [初出の実例]「日向北向(ぼこ)こそ寿命の薬、永き日あしのべらべらと」(出典浄瑠璃天神記(1714)三)
    4. 紙や布などの薄くて弱いさまを表わす語。特に安物の形容としてよく用いる。
      1. [初出の実例]「田舎の塩煎餠は薄っぺらで軽くてべらべらして居りまする」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉八二)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 [ 一 ]に同じ。「べらべらな着物
    1. [初出の実例]「井戸端に持て往って洗ふと、唐紙の事でべらべらになるに困じ果て」(出典:黒い眼と茶色の目(1914)〈徳富蘆花〉二)

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