言立てる(読み)イイタテル

デジタル大辞泉 「言立てる」の意味・読み・例文・類語

いい‐た・てる〔いひ‐〕【言(い)立てる】

[動タ下一][文]いひた・つ[タ下二]
1 強く主張する。言い張る。「犯人はあいつだと―・てる」
2 一つ一つ数え上げて言う。列挙して述べる。「人の欠点を―・てる」
3 評判を立てる。言いはやす。「世間があれこれと―・てる」
4 口実にする。かこつける。
「病気に―・て、無理においとま申しうけ」〈浮・織留・六〉
[類語]言い放つ・言挙げ・言い募る・言いまくる・まくし立てる・言い尽くす・述べ立てる・口がほぐれる・舌が回る・口角泡を飛ばす・舌を振るう・舌端火を吐く・激語・流暢・快弁・達弁・雄弁・能弁・立て板に水・舌を振るう・滔滔とうとう・喋喋・ぺらぺら・べらべら・弁が立つ・口賢い・口上手・口達者・口巧者・口八丁・口八丁手八丁・話し上手・口器用・口調法・口利口・口がうまい・やいのやいの・ああ言えばこう言う・揚げ足を取る・あげつらう・言いたい放題・うるさい・うるさ型・鸚鵡おうむ返し・かき口説く・がたがた・がみがみ・くそみそ・くだくだ・ぐだぐだ・くだくだしい・口うるさい・口が減らない・口が悪い・口汚い・口さがない・口幅ったい・口任せ・口やかましい・くどい・くどくど・くどくどしい・クレーマー・けちを付ける・喧喧囂囂けんけんごうごう・小うるさい・ごてごて・小やかましい・懇懇・嘖嘖さくさく・舌長・しちくどい・四の五の・重箱の隅をつつく・諄諄じゅんじゅん・針小棒大・ずけずけ・ずばずば・たらたら・ちくちく・丁丁発止・つべこべ・どうのこうの・とやかく・なんのかの・ねちねち・ねっちり・ぶすぶす・ぶつくさ・ぶつぶつ・べちゃくちゃ・ぺちゃくちゃ・ぼろくそ・回りくどい・耳に胼胝たこができる・蒸し返す・やいやい・やかましい・やかまし屋・催促がましい・せつく・迫る・要求する・強請する・強迫する・強談ごうだんする・催促する・催告する・責め立てる・せがみ立てる・急き立てる・急かせる・尻を叩く・矢の催促・目まぐるしい・忙しい・急・せわしい・せわしない・気ぜわしい・慌ただしい・きりきり舞い・東奔西走・てんてこ舞い・多忙・繁忙・繁多・繁劇・多事多端・多用・繁用・席の暖まる暇いとまもない・猫の手も借りたい・そそくさ・せかせか・性急・拙速・多端・忙殺・怱忙そうぼう・倥偬こうそう・怱怱そうそう・大忙し・取り紛れる・手が塞がる・目が回る・応接に暇いとまがない・心急せく・あくせく・こせこせ・ばたばた・せっかち・あたふた・気早・気早い・大わらわ・貧乏暇無し・甲斐甲斐かいがいしい・そわそわ・右往左往・慌てふためく・動き回る・ちょこまか・うそうそ・倉卒・押せ押せ・てんやわんや・ちゃかちゃか・浮き腰・もじもじ・もぞもぞ・まごまご・うろうろ・うろちょろ・おたおた・ふわふわ・ふらふら・頓狂・さっさ・浮うわつく・きょろきょろ・きょときょと・軽軽しい・軽軽けいけい・軽挙・軽挙妄動・そそっかしい・軽はずみ・手当たり次第・書き入れ時・立て込む

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精選版 日本国語大辞典 「言立てる」の意味・読み・例文・類語

いい‐た・てるいひ‥【言立】

  1. 〘 他動詞 タ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]いひた・つ 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙
  2. ① 特に取り立てて言う。強調する。主張する。言い張る。
    1. [初出の実例]「着給へるものどもをさへいひたつるも物いひさがなきやうなれど」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)
    2. 「なき名のみたかをの山といひたつる君はあたごの峯にやあるらん〈八条大君〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)雑下・五六二)
  3. ② 次々と数え上げて言う。列挙して強く述べる。数え立てる。
    1. [初出の実例]「にほはしき所も見えず、いひたつれば、悪(わろ)きによれるかたちを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)空蝉)
    2. 「人をそしることを好て、とがをつよく云立て」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)三)
  4. ③ 目上の人に向かって言う。申し上げる。
  5. ④ 言いふらす。評判を立てる。
    1. [初出の実例]「金は残らずおめへが巻あげ、世間は分散ひろぐといひたて」(出典:人情本・春色梅児誉美(1832‐33)後)
  6. ⑤ 宣伝の口上を述べる。
    1. [初出の実例]「木戸口に浮世又平、白髪親仁にて、云(イ)ひ立(タ)てて居る」(出典:歌舞伎・浮世柄比翼稲妻(鞘当)(1823)二幕)

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