ギリシア神話の巨人族。英語のgiantの語源で単数形はギガスGigas。天空神ウラノスがその子クロノスに陽物を切り落とされたとき,滴り落ちた血で大地ガイアがみごもって生まれた。彼らは岩や木の株を武器にしてゼウスの率いるオリュンポス神に戦いを挑んだが,ヘラクレスを味方につけた神々に滅ぼされ,各地の火山の下に埋められたという。ギガントマキアGigantomachiaと呼ばれるこの戦いは群像彫刻のかっこうの主題となり,デルフォイの〈シフノス人の宝庫〉のフリーズ(前6世紀)や,小アジアのペルガモンの大祭壇(ヘレニズム期)にみごとな浮彫を残している。ギガンテスは古くは人間の姿に描かれたが,のちには下半身が竜の姿をした怪物に表現された。
→巨人
執筆者:水谷 智洋
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→ギガス
…(2)新秩序の形成に抵抗する荒ぶる古神としての巨人伝説。古代ギリシア神話のギガンテスやティタン,グアテマラのキチェー族原住民のポポル・ブフ神話のカブラカンCabracánやシパクナーXipacnáなどがこれに当たる。(3)15世紀までのヨーロッパ人が遠いアジア地方の住民について抱いたイメージのような,未知の異民族に関する異形神話。…
…
[彫刻]
ペルガモンの〈ゼウスの大祭壇〉(ペルガモン美術館)は,コの字形の基部の周囲を高さ2.3m,長さ約120mをもってめぐる浮彫フリーズで飾られていた。巨人族(ギガンテス)を倒すオリュンポスの神々を描く,ほとんど丸彫に近い浮彫像の躍動感あふれる力強い形態は,まさにヘレニズム彫刻の真髄を示している。この祭壇浮彫に匹敵する単独像としては,サモトラケに出土した勝利の女神像,いわゆる《サモトラケのニケ》(ルーブル美術館)をあげることができる。…
※「ギガンテス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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