最新 地学事典 「クランダル石」の解説
クランダルせき
クランダル石
crandallite
CaAl3(PO4)(PO3OH)(OH)6 明ばん石上族,鉛ゴム石族鉱物の一種。三方晶系,空間群
執筆者:坂巻 幸雄・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
crandallite
CaAl3(PO4)(PO3OH)(OH)6 明ばん石上族,鉛ゴム石族鉱物の一種。三方晶系,空間群
執筆者:坂巻 幸雄・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
カルシウムとアルミニウムの含水リン酸塩。クランダル石系鉱物の一員。明礬石(みょうばんせき)と同構造。自形は立方体に近い菱面体(りょうめんたい)、あるいは三角柱。多く球状、皮膜状、あるいは不定形集合。堆積(たいせき)岩を構成することもある。リンおよびアルミニウムに富んだ堆積岩の構成成分をなし、またその割れ目に脈をなす。堆積岩中の団塊の主成分をなすこともある。酸性堆積岩の熱水交代産物として生成される。珪質(けいしつ)の広域変成岩の一成分をなすこともある。熱帯地方の沼沢地や浅海で、酸素に乏しい環境下で自生鉱物として沈殿することもある。ほかに、ある種のカーボナタイト(炭酸塩鉱物からなる火成岩)や花崗(かこう)岩質ペグマタイトから産するという報告もある。日本では群馬県吾妻(あがつま)郡草津(くさつ)町奥万座(おくまんざ)で酸性火砕岩の熱水変質産物の一つとして産する。また高知県吾川(あがわ)郡いの町勝賀瀬(しょうがせ)で堆積岩中に脈をなして産する。
共存鉱物は他のクランダル石群鉱物、石英、粘土鉱物、燐灰石(りんかいせき)系鉱物など。同定は自形が出ていれば、底面に平行な劈開(へきかい)でわかる場合があるが、土状のものや団塊を構成するものはまったくわからない。なお、現世の堆積物から確認されたものは、副成分に富み、X線回折実験結果からは三斜晶系の対称が暗示されるため、別鉱物の可能性もある。命名はアメリカ、ユタ州在住ナイト・シンジケートKnight Syndicate所属の技師ミラン・L・クランドール・ジュニアMilan L. Crandall, Jr.にちなむ。
[加藤 昭]
クランダル石
英名 crandallite
化学式 CaAl3[(OH)6|PO3OH|PO4]
少量成分 Sr,Na,K,Mg,S
結晶系 三方
硬度 5
比重 3.00
色 白,淡黄灰,灰
光沢 土状。結晶したものはガラス光沢
条痕 白
劈開 一方向に完全
(「劈開」の項目を参照)
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