セントクロイ島(読み)セントクロイトウ(その他表記)Saint Croix

デジタル大辞泉 「セントクロイ島」の意味・読み・例文・類語

セントクロイ‐とう〔‐タウ〕【セントクロイ島】

Saint Croix Island》西インド諸島東部、小アンティル諸島北部の米国領バージン諸島の島。セントトーマス島の南約65キロメートルに位置する。バージン諸島中で最も大きい。デンマーク領時代の面影が残るクリスチャンステッドフレデリックステッドという二つの町のほか、18世紀建造の要塞サトウキビ農場の跡地がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セントクロイ島」の意味・わかりやすい解説

セントクロイ島
セントクロイとう
Saint Croix

西インド諸島東部,バージン諸島南部の島。同諸島最大の島であるが,ほかの島嶼からやや離れプエルトリコ南東約 100kmに位置する。アメリカ合衆国領バージン諸島に属する。西部には海岸に平行して走る丘陵があり,平野部の大半は耕地化されている。1493年クリストファー・コロンブスが「発見」したが,ヨーロッパ人の入植は 17世紀半ば以降で,フランス領,デンマーク領など領有変遷を経て 1917年アメリカ領。プエルトリコからの移住者が多い。主産業は観光で,ほかにラム酒製造も盛ん。北東岸にクリスチャンステッド西岸フレデリックステッドがある。面積 218km2。人口 5万601(2010)。

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改訂新版 世界大百科事典 「セントクロイ島」の意味・わかりやすい解説

セント・クロイ[島]
Saint Croix

アメリカ合衆国領バージン諸島に属する三つの主島の一つ。サンタ・クルーズ島Santa Cruzともいう。同諸島最大の島で,面積217km2,人口5万3234(2000)。1733年フランスからデンマークに購入され,デンマーク領バージン諸島を形成,1917年に合衆国領となった。比較的平たん地が多く,かつてはサトウキビ栽培が行われ,ラム酒製造と牛の飼育も行われた。近年は観光部門が発展し,石油化学工業も進出している。中心地はデンマーク時代以来のクリスチャンステッドChristiansted。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「セントクロイ島」の意味・わかりやすい解説

セント・クロイ島
せんとくろいとう
Saint Croix

カリブ海東部、バージン諸島最大の島。面積218平方キロメートル、人口5万3234(2000)。セント・トーマス島、セント・ジョン島、その他約50の小島とともにアメリカ領バージン諸島を構成する。島の東西方向に山地が走るが、南部には平地が広がりサトウキビが栽培される。ラム酒の醸造と石油精製も行われるが、主要産業は観光である。1917年アメリカ領となった。

[菅野峰明]

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