デジタル大辞泉
「デスバレー」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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デスバレー
Death Valley
アメリカ合衆国のカリフォルニア州南東部,シエラネバダ山脈の南東方にあるアマルゴザ山脈とパナミント山脈に挟まれた地溝谷(→地溝)。南北約 225km,東西 8~24kmにわたって広がる。アメリカで最も低い地帯で,谷の最低部は海面下 86mにあり,海面下の面積は約 1425km2。高温の乾燥地で,1913年に北アメリカの最高気温 57℃を記録した。年平均降水量約 50mm。サボテン,アカザ(→アカザ科),マメ科などの植物が生え,カンガルーネズミやキットフォックスなどの哺乳動物が生息。特にツノトカゲは有名。先史時代の動物の足跡の化石があり,1933年国定記念物に設定され,1994年国立公園に指定された。1849年にカリフォルニアに向かう移民団によって発見され,1870年代の金鉱やホウ砂鉱床の発見までこの地を訪れる人はほとんどなかった。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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デス・バレー
Death Valley
〈死の谷〉の訳名でも呼ぶ。アメリカ合衆国カリフォルニア州東部の酷暑の谷で,58.3℃の記録もある。谷底の最低点は標高-86mに達し,アメリカ大陸で最も低い。西方にはホイットニー山(4418m)をはじめとするシエラ・ネバダ山脈の高峰が見える。グレート・ベースンの一部で年降水量は60mmにすぎず,砂漠となっている。地名は,1849年に金鉱探しの一隊が迷いこみ,死ぬような苦難のすえ脱出したことによる。現在は冬の観光地となり,国定記念物公園に指定(1933)。
執筆者:正井 泰夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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デス・バレー
米国,カリフォルニア州東部の盆地。〈死の谷〉と訳される。谷床は北米大陸で最も低い所で,標高は−86m。砂漠で,夏の日中は非常に暑く,58℃を超える記録がある。地名は1849年に金鉱探しの一隊が迷い込み,死ぬような苦難の末脱出したことに由来する。観光地としても知られ,付近一帯は国定記念物地域。
→関連項目カリフォルニア[州]|グレート・ベースン
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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デスバレー
米国カリフォルニア州とネバダ州の境界に位置する砂漠地帯。英語で「死の谷」を意味し、国立公園として自然保護区に指定されている。長野県の総面積に匹敵する約1万3158平方キロメートルの一帯は3千メートル級の山々に囲まれており、もっとも低い海抜地点はマイナス86メートルを記録する盆地となっている。強い日差しで温められた空気がこの低地に滞留するため夏は特に気温が高く、6月を過ぎると平均気温は摂氏43度を超える。世界気象機関によると、1913年に同地で測定された56.7度が世界最高気温記録とされている。
出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
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