とやま未来遺産(読み)とやまみらいいさん

事典 日本の地域遺産 「とやま未来遺産」の解説

とやま未来遺産

「とやま未来遺産」は、自分の住んでいる地域を見つめ直し、魅力ある地域資源を再発見・発掘してもらうという観点から、候補となる地域資源を2次にわたる県民公募で募集し、その中から「とやま未来遺産選定委員会」で審査・選定したもの。これらの“地域たからもの”を再発見し、保存・継承していくための活動を支援することにより、地域の魅力を引き出し、地域全体の活性化につなげていこうとする取組みである。2007(平成19)年の第1次で13件、2008(平成20)年の第2次で6件、計19件が選定されている。
[選定機関] 富山県
[選定時期] 2007(平成19)年~2008(平成20)年
[登録・認定名] 飛越地震(安政の大地震)の記憶を留める常願寺川大転石群 | カイニョのある暮らしと景観、となみの散居村 | いたち川―四季の暮らしに生きる“どんどこ”のある川 | 歴史といやしの水辺空間、富岩運河 | 住む人の声が飛び交う内川と橋 | 鴨川―サケを呼び戻すまちなかの川 | 体験でつなぐ都市との交流、氷見長坂の棚田 | 地域が守り育てる生地の名水 | 北前船交易が育んだまち、岩瀬 | おわらが息づく坂のまち、八尾 | まちにとけ込むノミの痕、木彫刻の井波 | 北海の味、とやまの昆布料理 | いのちを繋ぐ富山のくすり、産業から観光へ | 近代を語り、未来をになう、路面電車王国とやま | 伝え広げる海との共生、伝統ある富山の定置網 | 地域で守る幸せの使者、田尻池のオオハクチョウ | 地球の音楽が地域を育む、スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド | 布施の水海(ふせのみずうみ)の名残をとどめる水生生物、イタセンパラとオニバス | 詩情あふれる歴史ロマンと自然の宝庫、二上山

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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