ドドマ(その他表記)Dodoma

デジタル大辞泉 「ドドマ」の意味・読み・例文・類語

ドドマ(Dodoma)

タンザニア連合共和国の憲法上の首都ドドマ州州都で、同国中央部、標高1100~1200メートルの高原に位置する。1973年、ダルエスサラームからの首都移転計画が決定し、段階的に移転を進めているが、現在も実質的な首都機能はダルエスサラームが担う。交通要地であり、周辺で産するラッカセイコーヒーなどの集散地になっている。人口195万人(2007)。

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改訂新版 世界大百科事典 「ドドマ」の意味・わかりやすい解説

ドドマ
Dodoma

東アフリカ,タンザニア中部都市。人口15万1000(2002)。東西に走る幹線鉄道南北に走る幹線自動車道の交点に位置する交通の要地である。残丘の散在する標高1100~1200mの高原面に位置し,月平均気温は20℃(7月)~24.5℃(11月)と恵まれているが,降水量は年平均約550mmと少なく,とくに乾季(5~10月)にはわずか20mmとなる。農牧民ゴゴ族Gogoの居住域の中心で,ラッカセイのプランテーション以外は粗放な自給的農牧地域であったが,ニエレレ大統領が推進したウジャマー(〈友愛〉の意)村建設のモデル地域として,社会主義的な新しい村づくりが行われた。タンザニアの首都を国の中央に位置するここへ移転する計画が1973年に決定され,新首都建設が進められている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドドマ」の意味・わかりやすい解説

ドドマ
どどま
Dodoma

タンザニアの法律上の首都。中部、ドドマ州の州都でもある。人口18万9000(1995)、50万6943(2018推計)。ほぼ国土の中央を占めるため、1973年にタンザニアの新しい首都に指定された。1975年以来、ダルエス・サラームから中央官庁を段階的に移転し、1983年に新首都の建設が完成する計画であったが、1999年までに大統領府と立法府が移転したのみで、実質的な首都機能は現在もダルエス・サラームにある。東海岸のダルエス・サラームと内陸を結ぶ鉄道が通じ、道路を分岐する交通の要地で、周辺に産するコーヒー、ラッカセイ、家畜など農産物の集散地。

[赤阪 賢]

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百科事典マイペディア 「ドドマ」の意味・わかりやすい解説

ドドマ

タンザニアの中部にある同国の公式の首都。1974年に首都をダル・エス・サラームから移転することが計画されたが,今なお多くの政府機能が移されていない。ドドマはタンザニアのほぼ中央に位置し,東西,南北に通ずる幹線道路と鉄道が交わる交通の要地で,この地方の産物の集散地になっている。周辺ではラッカセイ,トウモロコシ,コムギ,ヒマワリなどが栽培され,ウシ,ヒツジなどが飼育されている。人口21万3636人(2012)。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドドマ」の意味・わかりやすい解説

ドドマ
Dodoma

タンザニア中部の都市。ドドマ州の州都。ダルエスサラーム西北西約 400km,標高 1300mの高原に位置。ダルエスサラームと内陸部を結ぶ鉄道と南北縦貫道路が交差する交通の要衝。 1974年ダルエスサラームから首都を移転することを決定,都市計画に従って新都市建設が行われている。畜産物,コーヒー,ナンキンマメなど周辺産物の集散地。人口 20万 3833 (1988) 。

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