ニコラエフ(その他表記)Nikolayev, Andriyan Grigoryevich

デジタル大辞泉 「ニコラエフ」の意味・読み・例文・類語

ニコラエフ(Nikolaev/Николаев)

ウクライナの都市ミコライウのロシア語名。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニコラエフ」の意味・わかりやすい解説

ニコラエフ
Nikolayev, Andriyan Grigoryevich

[生]1929.9.5. チュバシ自治共和国,ショーシェリー
[没]2004.7.3. チュバシ共和国,チェボクサルイ
ソビエト連邦の宇宙飛行士。集団農場の労働者の息子として生まれ,森林局で学びながら働いていたが 1950年に陸軍に徴兵される。早くから飛行への興味をもち続け,1954年に空軍へ移籍され飛行士となった。 1957年にソビエト共産党入党,1960年3月には宇宙飛行士の訓練に参加し,1964年からはソビエト宇宙飛行士分隊の司令官となった。 1962年8月 11日に打ち上げられたボストーク 3号にパイロットとして乗り込み,翌 12日に打ち上げられたボストーク4号の宇宙飛行士パベル・R.ポポビッチとともに2機の有人衛星船が同時に宇宙空間に存在するという世界初の快挙を達成した。両者電波視認による連絡を行なったが,衛星船同士のドッキングを試みるまでにはいたらず8月 15日に地球に帰還した。 1963年 11月3日,その年の6月に世界初の女性宇宙飛行士となったバレンチナ・V.テレシコワと結婚。1子をもうけたが,その後まもなく離婚。 1970年6月1日打ち上げられたソユーズ 9号にビタリー・セバスチャノフとともに乗り込み,424時間 59分という宇宙滞在の記録を残した。長期化する宇宙飛行の影響を確かめることを使命とするこの飛行は6月 19日に両飛行士が地球に帰還することで終了した。

ニコラエフ

「ミコライウ」のページをご覧ください。

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改訂新版 世界大百科事典 「ニコラエフ」の意味・わかりやすい解説

ニコラエフ
Nikolaev

ウクライナ南部,同名州の州都。人口50万4516(2005)。黒海北岸南ブーグ川とイングル川の合流点に位置する港市。1784年に堡塁として建設され,4年後に造船所がつくられた。以後,ロシア海軍の黒海における重要拠点の一つであった。現在でも造船を中心とする機械工業が市の中心的産業であり,メリヤス,履物などの軽工業,食肉,製粉などの食品工業も発展している。
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百科事典マイペディア 「ニコラエフ」の意味・わかりやすい解説

ニコラエフ

ウクライナの港湾都市。ウクライナ名はミコライフMykolayiv。黒海(ブーグ川河口)に面し,造船,機械,食品加工などの工業が行われる。1784年創設,1788年南方における造船の基地になった。49万7032人(2012)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ニコラエフ」の意味・わかりやすい解説

ニコラエフ
にこらえふ

ミコライウ

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