パゴパゴ(読み)ぱごぱご(英語表記)Pago Pago

翻訳|Pago Pago

日本大百科全書(ニッポニカ) 「パゴパゴ」の意味・わかりやすい解説

パゴパゴ
ぱごぱご
Pago Pago

南太平洋、ポリネシア西部、アメリカ領サモア首都。ツツイラ島中央部、南から入り込んだパゴパゴ湾の奥に位置する。人口4278(2000)。市の東方にあるレインメーカーRainmaker山は、正称オヒアOhia山であるが、南東貿易風で山頂付近に雲が集まると雨になることからこうよばれる。サマーセット・モームの小説『雨』の舞台。また、市内のソロ・ヒルSolo Hillからパゴパゴ湾を横切って対岸アラバAlava山(485メートル)に至る1.6キロメートルのロープウェーは、かっこうの観光コースとなっている。タフナTafuna空港は町の南方14キロメートルにあり、オークランドニュージーランド)、ホノルル(ハワイ)、ナンディフィジー)、ヌーメア(ニュー・カレドニア)との間に定期航空路線が結ばれている。

[大島襄二]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パゴパゴ」の意味・わかりやすい解説

パゴパゴ
Pago Pago

南太平洋,アメリカ合衆国領サモアの首都。トゥトゥイラ島中央部にある港湾観光都市良港をもつ国際的寄港地で,マグロ缶詰輸出。 1964年に国際空港が建設された。 S.モームの『雨』の舞台として知られる。 82年南太平洋フォーラム会議が開催され,核廃棄物投棄反対が採択された。人口 4278(2000)。

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