ひょろひょろ(読み)ヒョロヒョロ

デジタル大辞泉 「ひょろひょろ」の意味・読み・例文・類語

ひょろ‐ひょろ

[副](スル)
足もとが定まらないで、危なっかしいさま。「酔って足もとがひょろひょろ(と)している」
細長く伸びて弱々しく感じられるさま。「ひょろひょろ(と)した草」
[形動]2に同じ。「ひょろひょろ都会っ子
アクセントヒョロヒョロ、はヒョロヒョロ
[類語]ひょろっと長身長躯のっぽ背高八頭身ひょろ長い・立っ端がある・ほっそりひょろり細い痩せる細るせ細るける痩せこける痩せさらばえるやつれる憔悴しょうすいする肉が落ちる痩身痩躯細身やせやせっぽちやせぎすスマートスリムか細いほそやか細細ほそぼそ細め極細細作り華奢きゃしゃ細める着やせげっそりすらりすらっとスレンダーソップ形がりがりぎすぎす痩せ枯れる痩せ衰える

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精選版 日本国語大辞典 「ひょろひょろ」の意味・読み・例文・類語

ひょろ‐ひょろ

  1. [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
    1. 力が抜けて足もとがたしかでないさま、よろめいて倒れそうなさまを表わす語。ひょろり。〔続無名抄(1680)〕
      1. [初出の実例]「起き上れ共ひょろひょろひょろ、よろりよろりとよろめきながら」(出典:浄瑠璃・吉野都女楠(1710頃か)四)
    2. 細長く弱々しげに伸びているさま、やせてひよわなさまを表わす語。ひょろり。
      1. [初出の実例]「ひょろひょろと尚露けしやをみなへし」(出典:俳諧・更科紀行(1688‐89))
    3. 鳥などの鳴き声を表わす語。
      1. [初出の実例]「鳶はひょろひょろと云て天に飛ぶ」(出典:雑話筆記(1719‐61)上)
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙 細長く弱々しげに伸びているさま。やせてひよわなさま。
    1. [初出の実例]「瘠せたヒョロヒョロの、〈略〉女郎上りのをばさん」(出典:海に生くる人々(1926)〈葉山嘉樹〉二三)

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