デジタル大辞泉 「痩せる」の意味・読み・例文・類語 や・せる【痩せる/×瘠せる】 [動サ下一][文]や・す[サ下二]1 肉が落ち、からだが細くなる。「胃をこわして―・せる」⇔肥える/太る。2 土地が草木を生長させる力に欠ける。地味が豊かでなくなる。「―・せた土地」⇔肥える。[類語](1)ひょろっと・長身・長躯・のっぽ・背高・八頭身・ひょろ長い・立っ端がある・ほっそり・ひょろひょろ・ひょろり・細い・細る・痩やせ細る・痩こける・痩せこける・痩せさらばえる・窶やつれる・憔悴しょうすいする・肉が落ちる・痩身・痩躯・細身・やせ・やせっぽち・やせぎす・スマート・スリム・か細い・細ほそやか・細細ほそぼそ・細め・極細・細作り・華奢きゃしゃ・細める・着やせ・げっそり・すらり・すらっと・スレンダー・ソップ形・がりがり・ぎすぎす・痩せ枯れる・痩せ衰える 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「痩せる」の意味・読み・例文・類語 や・せる【痩・瘠】 〘 自動詞 サ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]や・す 〘 自動詞 サ行下二段活用 〙① 体重が減りからだが細くなる。[初出の実例]「吾が君に戯奴(わけ)は恋ふらし賜りたる茅花を喫(は)めどいや痩(やせ)に夜須(ヤス)」(出典:万葉集(8C後)八・一四六二)② 土地が、草木を十分に生長させる力に欠ける。地味が豊かでなくなる。[初出の実例]「此の州柔は、遠く田畝に隔てて土地(つち)磽确(ヤセ)たり」(出典:日本書紀(720)天智元年一二月(北野本訓))③ 植物の茎・葉が生長しなくなる。[初出の実例]「いは山の柴の下草やせぬとて思ひにたへぬ程を知らめや」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)五)④ 中世的な美意識の一つ。枯淡でひきしまっている。[初出の実例]「心言葉すくなく寒くやせたる句のうちに、秀逸はあるべしといへり」(出典:ささめごと(1463‐64頃)上) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by