デジタル大辞泉
「細る」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ほそ・る【細】
- 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
- ① やせてほそくなる。
- [初出の実例]「いとど小さうほそり給て」(出典:源氏物語(1001‐14頃)柏木)
- ② ものの先、端などがほそくなる。
- [初出の実例]「髪の裾、すこしほそりて、さはらかにかかれるしも、いともの清げに」(出典:源氏物語(1001‐14頃)初音)
- ③ 気力、体力などが弱くなる。弱り衰える。
- [初出の実例]「武士なれども、心がほそりて、看レ花詩やなんどをも、吟ずるかぞ」(出典:三体詩素隠抄(1622)一)
- 「彼自身の食は次第に細るばかりで」(出典:夜明け前(1932‐35)〈島崎藤村〉第二部)
- ④ 音声・灯火など、ものの量や勢いなどが小さく弱くなる。
- [初出の実例]「疱瘡㒵の透とをるほど歯のしろき〈越人〉 唱哥はしらず声ほそりやる〈嵐雪〉」(出典:俳諧・曠野(1689)員外)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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