ビンゲン(読み)びんげん(英語表記)Bingen am Rhein

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビンゲン」の意味・わかりやすい解説

ビンゲン
びんげん
Bingen am Rhein

ドイツ西部、ラインラント・プファルツ州の都市。人口2万4700(2000)。ライン川狭窄(きょうさく)部ビンガーロッホの上流左岸の支流ナーエ川との合流点に位置する交通の要地。ローマ時代には砦(とりで)が、中世には要塞(ようさい)が置かれた。鉄道の分岐点にあたり、ビンガブリュッケ地区には貨物操車場がある。近隣に著名なワイン産地が多く、ワイン取引地として知られる。ライン峡谷遊覧船の発着地、観光の拠点。

[朝野洋一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビンゲン」の意味・わかりやすい解説

ビンゲン
Bingen

ドイツ西部,ラインラントファルツ州の小都市。マインツの西約 30km,ライン川とナーエ川の合流点にある。ナーエ川流域産のワイン取引の中心地。皮革加工,たばこ製造業も立地。ローマ時代には城塞が設けられていた。ナーエ川の橋やクロップ城 (1689創建,1854修復) は,当時の遺構土台にしている。ライン川は,ビンゲン付近から峡谷に入り,急流となる。人口2万 3853 (1991推計) 。

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