ふろしき(風呂敷)(読み)ふろしき

世界大百科事典 第2版「ふろしき(風呂敷)」の解説

ふろしき【ふろしき(風呂敷)】

物を包むための布。奈良時代の正倉院御物にも見られ,平安時代には〈ころもつつみ〉〈平包み〉と呼ばれていた。《扇面古写経》の下絵には平包みを頭にのせた絵がある。〈風呂敷〉という言葉が文献に現れるのは,徳川家康の形見分けの記録《駿府御分物御道具帳》であり,江戸時代の初めには一般化した。名の由来としては,(1)風呂(蒸し風呂)の床板に敷いた,(2)湯上がりの足ふきとして使った,(3)自分の衣類を区別するために包んだためという。

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世界大百科事典内のふろしき(風呂敷)の言及

【風呂】より


【日本】
 入浴方法には,密閉した部屋にこもらせた蒸気で蒸す〈蒸気浴〉と,湯槽(ゆぶね)にみたした温湯に入る〈温湯浴〉がある。現在日本では風呂といえば温湯浴が一般的であり,その湯槽および湯そのもの,または洗い場なども含めた部屋(浴室)ないし建物のことを風呂と呼んでいる。しかし風呂をこのような意味で用いるようになるのは,温湯浴が入浴の主流になる江戸時代後期以後の比較的新しいことであり,古代・中世から近世の前半ころまでは,風呂とは蒸気浴(蒸し風呂)のことであった。…

※「ふろしき(風呂敷)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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