ホリー(読み)ほりー(その他表記)Robert William Holley

デジタル大辞泉 「ホリー」の意味・読み・例文・類語

ホリー(holy)

《「ホーリー」とも》多く複合語の形で用い、神聖な、清らかな、などの意を表す。「ホリーナイト」「ホリーマザー(=聖母マリア)」

ホリー(holly)

ホーリー

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精選版 日本国語大辞典 「ホリー」の意味・読み・例文・類語

ホリー

  1. 〘 造語要素 〙 ( [英語] holy ) 他の外来語の上に付いて複合語をつくり、神聖な、清らかななどの意を表わす。「ホリーナイト」「ホリーマザー」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホリー」の意味・わかりやすい解説

ホリー
ほりー
Robert William Holley
(1922―1993)

アメリカの生化学者。イリノイ大学コーネル大学に学ぶ。コーネル大学助教授、準教授を経て(1948~1957)、同大学内の農務省植物土壌栄養研究所研究員(1957~1964)、1964年よりコーネル大学教授、1968年ソーク生物学研究所所員となる。1965年アルバート・ラスカー賞、1968年、遺伝情報解読とそのタンパク合成における役割解明により、ニーレンバーグコラーナとともにノーベル医学生理学賞を受賞する。

 1950年代の中ごろより、クリックによってその存在が仮定されていた、タンパク質合成を仲介するアダプターRNAリボ核酸)の研究を始め、それぞれのアミノ酸には別のRNAがあることをみいだした。さらにアラニンtRNAを単離、部分分解し、1965年にその一次構造を決定した。その後は哺乳(ほにゅう)類細胞の細胞分裂制御因子の研究を行う。

[石館三枝子 2018年11月19日]

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百科事典マイペディア 「ホリー」の意味・わかりやすい解説

ホリー

セイヨウヒイラギとも。ヨーロッパ原産のモチノキ科の常緑低木まれに高木。葉は互生し卵形革質若木の葉には縁に三角形とげ状の鋸歯(きょし)がある。雌雄異株。5〜6月,葉腋に芳香のある白色の小花を開く。果実は秋に紅熟。庭木,生垣,クリスマス装飾用とする。なお,近縁のアメリカヒイラギ,シナヒイラギをホリーということもある。
→関連項目ヒイラギ(植物)

ホリー

米国の生化学者。イリノイ大学卒業後,コーネル大学教授。1950年代半ばから酵母のアラニンtRNAの研究を手がけ,精製・部分分解などの手順を経て,1964年の末にその塩基配列の一次構造を決定した。1968年ノーベル生理医学賞。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホリー」の意味・わかりやすい解説

ホリー
Holley, Robert William

[生]1922.1.28. アーバナ
[没]1993.2.11.
アメリカの遺伝生化学者。イリノイ大学,コーネル大学で学び,1964~69年コーネル大学生化学教授。遺伝情報の解読と,蛋白合成への役割を研究,H.G.コラナ,M.W.ニレンバーグとともに,68年ノーベル生理学・医学賞を受賞。

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世界大百科事典(旧版)内のホリーの言及

【セイヨウヒイラギ】より

…葉の形から和名にヒイラギを用いるが,モクセイ科で黒紫色果をつける本物のヒイラギとはまったく縁がない。 北アメリカ東・中部でホリーhollyと呼ばれるのは,I.opaca Ait.(英名American holly)で,葉がやや薄く,花は当年枝の葉腋に単生し,果実は暗赤色に熟する。中国産のヒイラギモチI.cornuta Lindl.(一名シナヒイラギ)は3~4mの低木で,葉は四角状長楕円形になり,とくに先端の3個のとげが大きい。…

※「ホリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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