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デジタル大辞泉の解説

め[五十音]

五十音図マ行の第4音。両唇鼻音の有声子音[m]と母音[e]とから成る音節。[me]
平仮名「め」は「女」の草体から。片仮名「メ」は「女」の末2画から。

め[助動]

[助動]《推量の助動詞「む」の已然形》⇒[助動]

め[係助]

[係助]《上代東国方言》係助詞「」に同じ。
「我妹子(わぎめこ)と二人我が見しうち寄(え)する駿河の嶺(ね)らは恋(くふ)しく―あるか」〈・四三四五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

五十音図マ行第四段の仮名。両唇鼻音の有声子音と前舌の半狭母音とから成る音節。
平仮名「め」は「女」の草体。片仮名「メ」は「女」の初二画の、初めの右上から左下への画を省いたもの。 〔奈良時代までは、上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり、発音上区別があったとされる〕

( 感 )
幼児などを叱りたしなめるときのことば。めっ。

( 助動 )
〔推量の助動詞「む」の已然形〕

( 係助 )
〔上代東国方言〕
係助詞「」に同じ。 「我妹子わぎめこと二人我が見しうち寄する駿河の嶺らは恋くふしく-あるか/万葉集 4345

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


五十音図第7行第4段の仮名で、平仮名の「め」は「女」の草体から、片仮名の「メ」は「女」の初めの2画からできたものである。万葉仮名には甲乙2類あって、甲類に「賣、馬、面、迷、謎、綿(以上音仮名)、女(訓仮名)」、乙類に「米、昧、梅、妹、毎(以上音仮名)、目、眼(以上訓仮名)」などが使われた。ほかに草仮名としては「(女)」「)」「(面)」「(馬)」「(目)」「(妻)」などがある。音韻的には/me/で、両唇を閉じた唇内鼻音の[m]を子音にもつが、「せみ―せび(蝉)」「つめたい―つべたい(冷)」などのように、語によっては[b]と子音交替する場合もある。上代では甲乙2類に仮名を書き分けるが、これは当時の音韻を反映したものと考えられる。[上野和昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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