精選版 日本国語大辞典 「アイスキュロス」の意味・読み・例文・類語
アイスキュロス
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前525~前456
ギリシアの三大悲劇詩人の一人。アテネの名門に生まれ,マラトンの戦いとサラミスの海戦に参加したと伝えられる。多数の作品のうち現存するのは『アガメムノン』など7編。神話・伝説に取材し,難解な語句を連ねた彼の劇は,神々に対する素朴な信仰をもって人に訴える。『ペルシア人』は唯一の例外で,サラミスの海戦の史料として重要である。
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…アガメムノンの遺児エレクトラとオレステスが,父の仇である実母クリュタイムネストラ(クリュタイメストラ)とその愛人アイギストスを殺害する,という行為をめぐって劇が組み立てられている,という点でも両者は共通する。また別に,アイスキュロスの《コエフォロイ》も同一の行為をめぐって創作されており,古くから,三大悲劇詩人を相互に比較するための,かっこうの題材となっている。【安西 真】。…
…ギリシアの悲劇詩人アイスキュロスの晩年の作品(前458)で,《アガメムノン》《供養する女たち》《慈みの女神たち》の3編が完全に残っている唯一の三部作。作者は三部作という構成によって,数世代にわたり神と人とがかかわり合う壮大な悲劇の舞台を作り出した。…
…このような視点と題材処理の手法は,同じ素材を扱う悲劇詩人との対比において明瞭にされよう。 例えばアイスキュロスの悲劇《縛られたプロメテウス》では,火の神プロメテウスはやむにやまれぬ人間愛に促され,天上の火を盗み人間に与え,技術を授け,文明世界の創造のために己が身を犠牲にする崇高な英雄として扱われている。しかし同時代の喜劇詩人エピカルモスは,プロメテウスを大盗人にしたて,人間も何を盗まれるかと戦々恐々としている様を語っている。…
…今日伝存するのは当時上演された作品総数のおそらく数百分の一に過ぎないが,それでも作者たちの抱いた高遠な展望を十分に知らしめる。アイスキュロスは古い神話・伝説が伝える人間の迷妄,執念,呪詛が織り成す葛藤や悲劇が,新しい正義と秩序のもとに苦難を経つつも解決に向かうべきことを告げている。続いてソフォクレス,エウリピデスらも観客の心眼を,人間の行為と運命を神々の眼からとらえる悲劇芸術の視点にまで高めようとしている。…
…アイスキュロス作のギリシア悲劇。制作,上演年代不詳。…
… ゼウスはもともと,ホメロスの叙事詩に頻出する〈神々と人間の父〉という呼びかけが示すように,インド・ヨーロッパ語族の家父長制を反映した大家族集団の長と考えられたため,また最高神としての概念が,各地に王国が分立したミュケナイ時代に,諸王に君臨する大王のごとき存在として形づくられたため,かつては王と王権の保護者で,正義よりも権威・権力に基づいて支配する神であったが,ギリシアで王政が廃止されてのち,正義と法によって市民生活を守る最高神となったものである。したがってその職掌に,大はポリス(都市国家)から小は家,個人に至るまでの安全を守ること,政治的自由の擁護,主客の義を守ること,嘆願者の庇護,誓約の監視等,いずれも諸法規の未発達な古代社会ではきわめて重要な事項ばかりがあげられるのは当然として,やがては天上天下のいっさいはことごとく彼の摂理の下にあるとの見方も生じ,前5世紀の悲劇詩人アイスキュロスでは,彼はほとんど全知全能の正義の神にまで高められている。おそらく,そうした崇高なゼウスのイメージを念頭に置いてであろう,古代ギリシア最大の彫刻家フェイディアス(前5世紀)は,オリュンピアのゼウス神殿の本尊を制作した。…
…詩人として,また一市民として輝かしい業績を残した彼の90年に及ぶ生涯は,前5世紀というアテナイの最盛期のほぼ全体と一致し,それ自体ギリシア古典文化の典型であり,また象徴と称することができよう。早くも前468年,大ディオニュシア祭の悲劇競演で先輩詩人のアイスキュロスを破って初優勝を遂げて以来,彼は生涯に24回の優勝を数えたといわれる。その間に一市民としては前443‐前442年にデロス同盟の財務長官(ヘレノタミアス)を務め,前440年にはペリクレスの同僚の将軍(ストラテゴス)としてサモスに遠征し,さらにシチリア遠征直後の危機に際しても最高委員(プロブロス)の一人として祖国再建の任に携わっている。…
※「アイスキュロス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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