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アキテーヌ盆地 アキテーヌぼんちAquitaine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アキテーヌ盆地
アキテーヌぼんち
Aquitaine

フランス南西部の大沖積盆地。南西部を占めるアドゥール川流域を除けば,フランス四大河川の一つガロンヌ川の集水域が大部分を占める。南はピレネー山脈,北東はマシフサントラル (中央山地) に限られ,西は大西洋にのぞむ。パリ盆地とはポアティエ地方,地中海側ラングドック低地とはローラゲ地方の低地帯を通じてそれぞれ連絡されている。気候は温暖多雨,トウモロコシ,コムギ,果樹の栽培などの多角的農業が行われ家畜飼育も重要。ガロンヌ川河口三角江左岸には有名なボルドー・ワイン用のブドウの単作地帯が,また南西部ランド地方には広大なマツ林地区がそれぞれ広がっている。ガロンヌ川上流部のツールーズ,河口のボルドーが同盆地の二大中心地。ツールーズの工業地帯の発展は特に同盆地開発計画の推進力である。ピレネー山脈北麓ポー付近のラックの天然ガスを利用した化学工業,ランド県の石油,天然ガス開発などにも力が入れられ,盆地内の産業は次第に様相を変えてきている。

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世界大百科事典 第2版の解説

アキテーヌぼんち【アキテーヌ盆地 Bassin d’Aquitaine】

フランス南西部の大盆地。ほぼ三角形の平面形をなす。西はビスケー湾に面し,東をマシフ・サントラルのゆるやかな山地,南をピレネー山脈で限られ,北は300m以下の低い丘陵でロアール川の低地と境される。地形的には丘陵や低地からなる広大な平野であり,地質的には周囲を中生層で囲まれ,内部を固結度の低い第三系,第四系の砂質~礫質堆積物でうめられた堆積盆地をなす。中央部をガロンヌ川が北西に流れ,マシフ・サントラルからドルドーニュ川などの多くの支流が丘陵を開析しながら合流している。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アキテーヌ盆地
あきてーぬぼんち
Bassin Aquitain英語
Bassin d'Aquitaineフランス語

フランス南西部を占める平野。北はアルモリカン山地、東はマッシフ・サントラル(中央群山)、南はピレネー山脈、西は大西洋の間に位置し、面積約8万平方キロメートルに及ぶ広大な地域。名称は、アウグストゥス帝が定めたローマ帝国の属州で、ラテン語で「水の地方」を意味するアクィタニアAquitaniaに由来する。地形は第三紀層の丘陵や平地が主で、ランド地方とよばれる海岸部は砂丘と潟湖(せきこ)が連なる。北部のシャラント川、南西部のアドゥール川流域を除き、大部分がガロンヌ川の流域で、ブドウや小麦を産する豊かな農業地帯となっている。温暖な西岸海洋性気候に恵まれ、冬の避寒地、夏の避暑地も多い。大きな都市としてはボルドーとトゥールーズが含まれる。[高橋 正]

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